電力ニュース・コラム

技術・サービスのニュース・コラム一覧

リチウムイオン電池負極の容量が10倍に、日本の技術ベンチャーが開発、320mAh/gから3600mAh/gへの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年08月21日

新電力ネット運営事務局

リチウムイオン電池負極の容量が10倍に、日本の技術ベンチャーが開発、320mAh/gから3600mAh/gへ

日本の技術ベンチャーであるワイヤード社は7月、リチウムイオン電池の新素材の実用化技術を開発したと発表しました。革新的なレーザー孔加工技術により、理論容量10倍の負極材料の活用が可能になるとしています。

世界最大級、1万kWの水素製造装置が建設開始、2020年までに再エネで水素製造・供給予定の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年08月15日

新電力ネット運営事務局

世界最大級、1万kWの水素製造装置が建設開始、2020年までに再エネで水素製造・供給予定

NEDOなどは8月9日、福島県浪江町において、再エネを利用した世界最大級となる1万kWの水素製造装置を備えた水素エネルギーシステム「福島水素エネルギー研究フィールド」の建設工事を開始したと発表しました。

グローバル規模で進む温暖化対策、注目される技術やこれからの新規事業の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年07月24日

新電力ネット運営事務局

グローバル規模で進む温暖化対策、注目される技術やこれからの新規事業

経済産業省は7月、「平成29年度新エネルギー等の導入促進のための基礎調査」を公表しました。パリ協定によりグローバル規模で温暖化対策が求められていますが、注目技術や新規事業について見ていきます。

注目が集まるデジタル技術の活用、 エナリスが進める電力×デジタルの取り組みの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年07月02日

新電力ネット運営事務局

注目が集まるデジタル技術の活用、 エナリスが進める電力×デジタルの取り組み

技術進歩が「電力×デジタル」の価値を日々高める中、ブロックチェーン活用への期待が高まっています。今回の記事では、「ブロックチェーンを活用した電力取引サービス」の検証を進めている株式会社エナリスの南昇氏と盛次隆宏氏に話を聞きます。

海洋エネルギー発電の資源量が分かる「海洋エネルギーポテンシャルマップ」、九州大学など公開の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年06月20日

新電力ネット運営事務局

海洋エネルギー発電の資源量が分かる「海洋エネルギーポテンシャルマップ」、九州大学など公開

九州大学は6月、みずほ情報総研や鹿児島大学と協力し、日本の海洋エネルギー発電に資する資源量分布図「海洋エネルギーポテンシャルマップ」を開発したと発表しました。公開されたポテンシャルマップは、「波力発電・潮流発電・海流発電・海洋温度差発電」の4種類が対象となっています。

数秒で充電が可能な3D螺旋構造の蓄電池、米コーネル大学発表の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年05月25日

新電力ネット運営事務局

数秒で充電が可能な3D螺旋構造の蓄電池、米コーネル大学発表

米コーネル大学は5月、数秒でフル充電が可能な蓄電アーキテクチャを開発したと発表しました。アノード、カソード、セパレータを自己集合性の3D螺旋構造とすることで、構造をナノスケールに縮小し電力密度を大幅に高めています。

パナソニック創業100周年、「無電化ソリューションプロジェクト」開始の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年04月24日

新電力ネット運営事務局

パナソニック創業100周年、「無電化ソリューションプロジェクト」開始

パナソニックは4月、社会貢献活動の一環として創業100周年を機に、電気の知識などの啓発・教育の実践と商品寄贈を組み合わせた「無電化ソリューションプロジェクト」を開始したと発表しました。十分な電力供給がない地域に対して、太陽光発電などの寄贈に加え、人材育成や地場産業モデルの開発などが行われます。

安価な紙バイオマスからリチウム硫黄電池を製造、リチウムイオン電池の2倍以上を蓄電可能の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年04月18日

新電力ネット運営事務局

安価な紙バイオマスからリチウム硫黄電池を製造、リチウムイオン電池の2倍以上を蓄電可能

レンセラー工科大学は4月、安価かつ豊富に存在する紙バイオマスを使用してリチウム硫黄電池を製造する方法を開発したと発表しました。リチウム硫黄電池は、現在主流であるリチウムイオン電池の2倍以上のエネルギーを蓄積できるとされています。

中部電力、LNG火力発電所で発電効率63.08%を達成、世界一の効率でギネス認定の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年03月29日

新電力ネット運営事務局

中部電力、LNG火力発電所で発電効率63.08%を達成、世界一の効率でギネス認定

3月27日、中部電力および東芝エネルギーシステムズは、中部電力西名古屋火力発電所7-1号において発電効率63.08%を達成し、世界最高効率のコンバインドサイクル発電設備としてギネス世界記録認定を受けたと発表しました。

関西大学、従来の100倍発電する摩擦発電を開発、靴に組み込み1歩でLED10個点灯の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年03月13日

新電力ネット運営事務局

関西大学、従来の100倍発電する摩擦発電を開発、靴に組み込み1歩でLED10個点灯

関西大学システム理工学部の谷弘詞教授らのグループは、柔軟で軽量な摩擦発電機の開発に取り組んでおり、従来の100倍以上の発電量を有する摩擦発電機の開発に成功したと発表しました。靴のインソールに組み込むことで、1歩あたり0.6mWの発電量を達成しています。

これまでの5倍の速度で充電できるリチウムイオン電池、ウォーリック大学発表の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年03月01日

新電力ネット運営事務局

これまでの5倍の速度で充電できるリチウムイオン電池、ウォーリック大学発表

ウォーリック大学は2月、リチウムイオン電池の新しいセンサー技術開発により、これまでの5倍の充電速度が実現することが判明したと発表しました。この新システムは、電気自動車や系統バランシングなど、高度な充電システムが必要とされる場において役割を果たすと考えられます。

蓄電池なしでも再エネ100%を達成する2050年のシナリオ、スタンフォード大学発表の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年02月22日

新電力ネット運営事務局

蓄電池なしでも再エネ100%を達成する2050年のシナリオ、スタンフォード大学発表

2月にスタンフォード大学の研究者が、再エネ100%を達成しながら、グリッドを安定させる方法を論文の中で示しました。2050年に向けた3つのシナリオを提示しており、その中の1つは蓄電池を利用しない未来を描いています。これらのソリューションは、エネルギー需要だけではなく、健康および気候変動の被害を軽減します。

振動発電の新素材開発で20倍以上の出力、身のまわりやEVの振動を電気に変換の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年02月16日

新電力ネット運営事務局

振動発電の新素材開発で20倍以上の出力、身のまわりやEVの振動を電気に変換

東北大学と東北特殊鋼は2月、振動発電機能を有するクラッド鋼板を共同開発したと発表しました。身のまわりの生活振動や、工場設備などの微小な振動を利用するIoTセンサー、省電力が課題のEVなどでの利用が期待されます。

CO2をプラスチックに変換する新しい銅触媒の開発、トロント大学発表の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年01月16日

新電力ネット運営事務局

CO2をプラスチックに変換する新しい銅触媒の開発、トロント大学発表

1月15日、トロント大学のTed Sargent氏が率いる研究者グループは、Nature CatalysisにてCO2をエチレンに変換する研究結果を発表しました。エチレンはポリエチレンの原料であり、温室効果ガスからプラスチックを生み出す可能性が示されました。

水不足のサウジアラビアで海水淡水化技術の実証開始、逆浸透膜と比較し約2割の省エネの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2018年01月15日

新電力ネット運営事務局

水不足のサウジアラビアで海水淡水化技術の実証開始、逆浸透膜と比較し約2割の省エネ

1月15日、NEDOはサウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)と共同で、省エネルギー型の海水淡水化技術の実証事業を実施することに合意したと発表しました。淡水資源が乏しいサウジアラビアにおいて、日本国内で確立された省エネルギー型の海水淡水化システム「Mega-ton Water System」が活用されます。

ビールを原料として持続可能なガソリン代替品を製造、ブリストル大学発表の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年12月13日

新電力ネット運営事務局

ビールを原料として持続可能なガソリン代替品を製造、ブリストル大学発表

12月6日、英国ブリストル大学はビールを原料として持続可能なガソリンを製造するための第一歩を踏み出したと発表しました。現在、米国においてガソリンにはエタノールが混合されるケースが多いですが、より適している燃料代替物はブタノールです。今回の研究により、工業規模でエタノールをブタノールに変換する手法の可能性が示されました。

補助部材使わず中高温域での熱電変換を実現、ろうそくのような小さな炎で電気生成に成功の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年11月21日

新電力ネット運営事務局

補助部材使わず中高温域での熱電変換を実現、ろうそくのような小さな炎で電気生成に成功

11月17日、NEDO、TherMAT、古河電気工業は、世界で初めて、中高温域での熱電変換を実現するクラスレート焼結体U字素子を開発したと発表しました。工業炉や自動車エンジンの排熱など、200~800℃の中高温域での未利用熱エネルギーを電力に変換する高出力熱電発電モジュールの実現が期待されます。

ダイヘン、電気自動車のワイヤレス充電システムを日本で初めて商品化の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年11月02日

新電力ネット運営事務局

ダイヘン、電気自動車のワイヤレス充電システムを日本で初めて商品化

11月1日、ダイヘンは電気自動車の非接触充電を可能とするワイヤレス充電システムを日本で初めて商品化し、実証試験用として国内外での受注を開始したと発表しました。電力補充の簡便化が期待され、例えば、駐車場に設置することで、充電ケーブル接続の手間もなく、買い物をしている間に充電することが可能となります。

「空気呼吸」バッテリーをMITが開発、硫黄や塩など安価な素材で製造、コスト効率は揚水に匹敵の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年10月17日

新電力ネット運営事務局

「空気呼吸」バッテリーをMITが開発、硫黄や塩など安価な素材で製造、コスト効率は揚水に匹敵

10月11日、マサチューセッツ工科大学(MIT)が「空気呼吸」をする安価な蓄電池を開発したと発表しました。硫黄、空気、水、塩といった、すべて容易に入手可能な材料から構成されており、化学的コスト(正極、負極、電解質材料)は、リチウムイオン電池といった競合の約10~100分の1です。経済分析によれば、コスト効率はPHSやCAESに匹敵するものになります。

太陽光などの光を蓄え発光する「蓄光」、九州大学が世界初のレアメタル不要なメカニズム実現の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年10月03日

新電力ネット運営事務局

太陽光などの光を蓄え発光する「蓄光」、九州大学が世界初のレアメタル不要なメカニズム実現

10月3日、九州大学はレアメタル不要な新しい蓄光メカニズムを実現したと発表しました。世界初の有機材料を使った蓄光システムとなり、既存の無機蓄光材料には不可欠なレアメタルを一切含みません。塗料や繊維など新しい用途への幅広い展開が可能となり、蓄光材料の普及に広く貢献するものと期待されます。