低圧で新電力トップの東京ガスが100万件を突破、次は2020年度までに220万件を目指す

2017年10月30日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

低圧で新電力トップの東京ガスが100万件を突破、次は2020年度までに220万件を目指すの写真

10月26日、東京ガスは電気の申し込み件数が100 万件を突破し、2017年度までの累計目標件数を突破したと発表しました。東京ガスは2016年1月4日から先行受付を開始し、約3か月で20万件を突破、その後は約1300件/日の申込で推移しています。

東京ガスの電気、100万件を突破

電力小売全面自由化がスタートしてから約1年半が経過しましたが、電力需要全体に占める新電力の割合は徐々に増加してきています。具体的には、全面自由化の開始時点(2016年4月)では約5%程度であった新電力の割合が、2017年5月には10%を突破、2017年7月には12%以上となりました。その中で2016年4月から対象となった低圧は、2017年7月時点で電灯が6.61%、電力が4.16%となっています[関連ページ]。

この低圧について、新電力でトップの販売量である東京ガスが、電気の申し込み件数が100 万件を突破し、2017年度までの累計目標件数を突破したと発表しました。東京ガスは2016年1月4日から先行受付を開始し、約3か月で20万件を突破、その後は約1300件/日の申込で推移しています。

ライフバル・エネスタによる受付が約7割

東京ガスは、2016年1月4日より、家庭用や業務用の顧客向け低圧電力の申し込み受付を開始しました。ガス、電気、サービスをまとめた「ずっともプラン」を提供しています。2017年10月23日時点の電気の申し込み件数が1,000,165件となり、2017年度までの累計目標件数である100万件を突破しました。

2016年1月4日から開始した先行受付では約2700件/日の申し込み件数があり、その後は約1300件/日の申込件数で推移しています(図1)。この申し込みの内、ライフバル・エネスタによる受付が約7割を占めています。

ライフバル・エネスタは、東京ガスグループの地域のサービス窓口として、快適な暮らしをサポートするものです。ガスの使用開始・使用中止や定期保安点検、各種ガス機器や住宅設備機器の提案・施工・メンテナンス、浴室やキッチンなどの水まわりを中心としたリフォーム、電気に関する相談や契約の申込みなどを受け付けています。

「東京ガスの電気」の申込件数の推移

図1 「東京ガスの電気」の申込件数の推移 出典:東京ガス

「myTOKYOGAS」会員へのアンケート、切り替えない理由は「手続きが面倒くさそう」など

東京ガスは、「myTOKYOGAS」会員アンケートにより、「東京ガスの電気」への切り替えを検討しない、もしくは躊躇している理由の回答を得ています。それは「切り替えのメリットが感じられない」、「手続きが面倒くさそう」などといったものです(図2)。

そのため、東京ガスは、「まだ切り替えていない顧客にとってお得となる料金メニューやサービスの提供」に向けて準備を進めていくとしています。併せて、一人ひとりに、わかりやすく丁寧な説明を行うとしています。

切替未検討の理由など(2017年10月実施の「myTOKYOGAS」会員アンケート)

図2 切替未検討の理由など(2017年10月実施の「myTOKYOGAS」会員アンケート) 出典:東京ガス

2017年11月30日検針分から検針票を一新

東京ガスによると、これまでの検針票について、顧客から「電気の契約・料金の明細の記載がない」、「文字が小さく見づらい」などの意見が多数あったとしています。そのため、2017年11月30日検針分から検針票が一新され、「合計部」と「明細部」に分けたレイアウトで分かりやすくなります。

加えて、使用量や請求金額等の文字が大きく見やすくなります。その他にも、ガスに加え、電気の契約・料金の明細が確認できるようになります(図3)。

東京ガスの新検針票

図3 東京ガスの新検針票 出典:東京ガス

「ずっともプラン」を更に拡充

東京ガスは「ずっともプラン」を更に拡充する予定としています(図4)。拡充メニューは、主に下記の4種類となります。

(1)「ガス機器スペシャルサポート」の新設

毎月540円(税込)で、ガス機器の「修理保証」および「買い替え特典」が利用できます。「修理保証」はガス機器の故障対応時の出張費および修理費が無料になります(3万円/回を超える修理費は自己負担)。「買い替え特典」は、ガス機器の故障により、東京ガスグループで買い替えを行った際、機器購入代金の一定額がサポートされるものです。

(2)「生活まわり駆けつけサービス」無料期間の延長

水まわり、玄関鍵、窓ガラスのトラブル時に24時間365日の受付で出張、一次復旧を行う「生活まわり駆けつけサービス」の無料期間が延長されます。サービス提供開始以降、約9700件(2016年4月~2017年8月まで)が利用しており、その内の約8割が満足していると回答しています(図5)。サービス内容としては、9割以上が水まわりとなっています。

生活まわり駆けつけサービスの満足度(2017年6月実施の「myTOKYOGAS」会員アンケート)

図5 生活まわり駆けつけサービスの満足度(2017年6月実施の「myTOKYOGAS」会員アンケート) 出典:東京ガス

(3)「くらし見守りサービス」のオプションとして「救急サポート」を追加

ガスの遠隔遮断や消し忘れの確認、異常時および前日ガス未使用のお知らせを行う「くらし見守りサービス」のオプションサービスとして、自宅や外出先での体調不良や怪我の際に、セコムが駆けつける「セコム・マイドクタープラス」のサービスを利用することが出来る「救急サポート」が追加されます。加入料金は5,400円(税込)、毎月の基本料金1,944円(税込)です。

(4)「ハウスクリーニング」および「宅配クリーニング」の提供

カジタク社との業務提携により、「ハウスクリーニング」および「宅配クリーニング」の料金が、東京ガスグループ経由でのお申し込みの場合、通常料金から10%割引されます。

新たな「ずっともプラン」の概要

図4 新たな「ずっともプラン」の概要 出典:東京ガス

2020年度までに電気契約数220万件を目標に

この続きを読むには会員登録(無料)が必要です。

無料会員になると閲覧することができる情報はこちらです
電力の補助金

補助金情報

再エネや省エネ、蓄電池に関する補助金情報を一覧できます

電力料金プラン

料金プラン(Excel含)

全国各地の料金プラン情報をExcelにてダウンロードできます

電力入札

入札情報

官公庁などが調達・売却する電力の入札情報を一覧できます

電力コラム

電力コラム

電力に関するコラムをすべて閲覧することができます

電力プレスリリース

プレスリリース掲載

電力・エネルギーに関するプレスリリースを掲載できます

電力資格

資格取得の支援

電験3種などの資格取得に関する経済支援制度を設けています

はてなブックマークGoogle+でシェア

執筆者情報

一般社団法人エネルギー情報センターの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。

企業・団体名 一般社団法人エネルギー情報センター
所在地 東京都新宿区新宿2丁目9−22 多摩川新宿ビル3F
電話番号 03-6411-0859
会社HP http://eic-jp.org/
サービス・メディア等 https://www.facebook.com/eicjp
https://twitter.com/EICNET

関連する記事はこちら

平成29年度FITの認定申請の提出期限、改正FITに伴い例年よりも前倒しにの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年11月14日

新電力ネット運営事務局

平成29年度FITの認定申請の提出期限、改正FITに伴い例年よりも前倒しに

11月10日、資源エネルギー庁は固定価格買取制度の平成29年度中の認定申請等にかかる提出期限を発表しました。改正FITにより審査項目が増加し、審査期間が長期化したこと、認定時に接続の同意を証する書類が必要となったこと等から、例年よりも前倒しして各種提出期限日が設定されています。

カーボンプライシングと電力、炭素税が導入されると電気料金は約28%上昇する試算の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年11月08日

新電力ネット運営事務局

カーボンプライシングと電力、炭素税が導入されると電気料金は約28%上昇する試算

環境省では2017年6月より「カーボンプライシングのあり方に関する検討会」が開催されており、様々な方向性について検討が進められています。電力業界に対するカーボンプライシングも検討が進められており、本コラムではその内容について見ていきたいと思います。

ガス自由化によるサービス向上に向けた新たな取組、スイッチングは近畿が全体の約55%の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年11月06日

新電力ネット運営事務局

ガス自由化によるサービス向上に向けた新たな取組、スイッチングは近畿が全体の約55%

10月24日、電力・ガス基本政策小委員会は、ガスの小売全面自由化の進捗状況について纏めた資料を配布しました。ガス自由化によって料金・サービスメニューの多様化が進んでおり、スイッチングは近畿が約55%と半分以上となりました。

低圧で新電力トップの東京ガスが100万件を突破、次は2020年度までに220万件を目指すの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年10月30日

新電力ネット運営事務局

低圧で新電力トップの東京ガスが100万件を突破、次は2020年度までに220万件を目指す

10月26日、東京ガスは電気の申し込み件数が100 万件を突破し、2017年度までの累計目標件数を突破したと発表しました。東京ガスは2016年1月4日から先行受付を開始し、約3か月で20万件を突破、その後は約1300件/日の申込で推移しています。

7電力による再エネの出力制御率、北海道では2011年の0.1%から2016年は13.1%にの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年10月25日

新電力ネット運営事務局

7電力による再エネの出力制御率、北海道では2011年の0.1%から2016年は13.1%に

10月17日、系統ワーキンググループが開催され、各社の30日等出力制御枠および出力制御の見通し等が議題に上がりました。ワーキンググループによると、2017年度において、太陽光や風力の30日等出力制御枠は据え置きとなりました。2016年の出力制御率については、北海道が最も高く13.1%になりました。