改正FIT法、太陽光発電の保守点検に対応する新資格、JPEAが認定
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2017年09月25日
一般社団法人エネルギー情報センター
9月14日、太陽光発電協会(JPEA)は新たに創設した「PVマスター保守点検技術者」制度に基づく第1回目の認定試験を、2018年2月25日に全国4会場で実施すると発表しました。改正FIT法の事業計画策定ガイドラインにおいて義務づけられた、太陽光発電設備の保守点検に必要な知識、技術の習得をJPEAが認定するものです。
「PV施工技術者制度」から「PVマスター」に移行
太陽光発電協会(JPEA)は2012年11月、2009年度から2011度に実施した「住宅用太陽光発電システム設置工事に関する研修事業」の成果を活用し、「PV施工技術者制度」を創設しました。この制度は、一般住宅への太陽光発電システム設置の際に必要とされる施工者の基礎的な知識や技術の習得レベルを、JPEAが認定するものです。これまで6回の認定試験を実施しており、合計で約3000名の「PV施工技術者」の認定が行われました。
この「PV施工技術者認定試験」は、2016年10月16日に実施した第6回が最終となり、今後は「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」の二つの制度に移行することとなります。この内の「PVマスター保守点検技術者」について、第1回目の認定試験を、2018年2月25日に全国4会場で実施すると、JPEAが発表しました。
「PVマスター保守点検技術者」は、改正FIT法の事業計画策定ガイドラインにおいて義務つけられた太陽光発電設備の保守点検に必要な知識、技術の習得をJPEAが認定するものです。内容は、事業計画策定ガイドラインにおいて参考にすべきとされる「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」(日本電機工業会)に基づいています。
第一回目は2018年2月25日となり、2017年11月初旬より受付開始予定
「PVマスター保守点検技術者」には受験資格があり、JPEAが認定する「PV施工技術者」「PVマスター施工技術者」もしくは「電気主任技術者」「電気工事士」となります。実施時期は、第一回目が2018年2月25日、2017年11月初旬よりJPEAホームページにて受付開始の予定です。
出題は、「太陽光発電システムの設計と施工 改訂5版」及び「別冊」(JPEAにて近日発刊予定)の内容から出題されます。なお、受験料は12,960 円 (税込)となります。
試験会場
開催地 | 会場名 | 住所 |
---|---|---|
東 京 | 共和フォーラム | 東京都台東区柳橋 1-2-10 |
名古屋 | IMY ホール | 名古屋市東区葵 3-7-14 |
大 阪 | JEC 日本研修センター江坂 | 大阪府吹田市江坂町 1-13-41 |
福 岡 | リファレンス駅東ビル | 福岡市博多区博多駅東 1-16-14 |
JEPAが事前に講習会を開催、効率良く内容を習得
試験の受験準備としては、「太陽光発電システムの設計と施工 改訂5版」及び「別冊」を用いての独習が基本となります。しかし、効率良く内容を習得できるよう JPEA主催のセミナーが開催される予定です。
講習時間は4時間、受講料は12,960 円 (税込)となります。なお、受講受付はJPEAホームページにて2017年10月初旬より受付開始の予定です。
セミナーの開催地及び開催日程
開催地 | 開催日程 |
---|---|
東京 | 12月1日(金)、12月11日(月) |
名古屋 | 11月28日(火) |
大 阪 | 12月4日(月) |
福 岡 | 12月6日(水) |
「PV施工技術者」の有資格者、ステップアップ更新か継続更新を選択可能
新制度の移行前である「PV施工技術者」については、認定証の有効期限が4年間となっています。認定を継続する場合、認定証有効期間内に座学での更新研修を受講した上で、所定の更新手続きをとる必要があります。第1回と第2回の認定試験で合格し認定登録をされた有資格者は、2018年3月末までに更新する必要があります。
更新手続きは、ステップアップ更新と継続更新の2つがあります。ステップアップ更新の場合、認定後4年間に変更等された技術情報に加え、「PV施工技術者」の対象範囲外の領域について学習する必要があります。e-learningでの認定試験に合格すれば、新たに「PVマスター施工技術者」として認定されます。
「PV施工技術者」のままでの継続更新の場合は、認定後4年間に変更等された技術情報を中心にe-learning で学習することで、「PV施工技術者」として継続認定されます。従来、更新の条件とされていた座学での更新研修は実施されません。
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執筆者情報
一般社団法人エネルギー情報センター
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企業・団体名 | 一般社団法人エネルギー情報センター |
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