「じぶん電力」、プラン契約者が自分で再エネ電力の発電と利用をする仕組み
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前回のコラムでは、新電力会社における環境配慮について見てきました。今回のコラムでは、日本エコシステムによる「じぶん電力」を参考に、電気料金プランによって再生可能エネルギーの普及を促す事例について見ていきたいと思います。
自宅の屋根に太陽光パネルをつける料金プラン
近年、FITの影響もあり太陽光発電の導入が急速に進んでいます。この太陽光発電ですが、電力自由化が始まり、その価値を新しい形で提供するサービスも出てきております。ここでは、その事例として日本エコシステムが提供する「じぶん電力」について見ていきたいと思います。
日本エコシステムは、電力自由化の始まる前から太陽光発電の販売・施工実績がある企業です。住宅用だけではなく、工業施設や産業用物件・幼稚園など幅広い実績があり、2016年1月時点では36,000棟を超える施工実績を持ちます。
こうしたバックグラウンドを活用した料金プラン「じぶん電力」は、プラン申請者の屋根に太陽光発電を設置し、その電力をプラン申請者自身で利用してもらう仕組みとなっています。
太陽光パネル設置の初期費用は0円
太陽光パネルは非常に高価であるため、簡単には手を出せる商品ではありません。「じぶん電力」は太陽光パネルを自宅の屋根に設置し、自分自身で利用する仕組みですが、それでは初期費用をどうするか、といった問題が出てきます。一般的な家庭の屋根であれば、太陽光発電の設置には数百万円必要なケースが多いですが、電気料金プランの切り替えでそうした規模の初期費用はハードルが高いです。
電気料金プランの変更において、ハードルが高いというのは望ましくないです。新電力企業にとっては、自社の電気料金プランをたくさんの人に選んでもらえなければ、企業としての存続にも関わります。そこで、日本エコシステムは太陽光設置の初期費用を無料にするというスキームを開発しました。そうすることで、電力の需要家は料金プランの変更という気軽なアクションで太陽光発電の魅力を実感することができ、かつ日本エコシステム自身も利益を生みやすい構造を作りました。
「じぶん電力」の利用者は太陽光発電を設置する価格が0円なので、これはつまり費用負担は日本エコシステムが負うこととなります。そのため、長期にわたる電気料金の収入で、日本エコシステムは収益を上げる形です。
契約が20年間続くと、太陽光パネルはプラン契約者のものに
「じぶん電力」を20年間利用すると、太陽光発電システムはプラン契約者に無償譲渡されます。つまり、20年間という期間が必要ですが、プラン契約者は初期費用をかけることなく太陽光発電システムを手に入れることができます。
ただし、20年未満の途中解約の場合、契約経過年数に応じた価格で太陽光発電設備を買い取ることが必要です。買い取り価格は、設備の償却年数に伴い年々下がっていく仕組みとなります。
20年の契約期間中のメンテナンス費用は日本エコシステムが負担
20年間の契約期間中の設備のメンテナンス・交換の費用はすべては日本エコシステムが負担することとなっています。太陽光発電設備の状態は、NTTスマイルエナジーが提供する太陽光発電遠隔モニタリングサービス「エコめがね」にて監視されます。 遠隔監視で24時間365日モニタリングしているので、万が一の故障にもすばやく対応できる体制が整えられています。
ただし、契約者による屋根の塗り替え・外壁の塗り替え等に関わる費用は契約者自身の費用負担となります。
夜間の電力供給はエネットが担当
太陽光による電力が見込めない夜間などは、新電力会社のエネットから調達した電力を供給する仕組みとなっています。そうすることにより、プランの利用者は天気が悪いときでも安定した電力供給を受けることができます
電力自由化で生まれた環境貢献サービス
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