日本における太陽光発電O&Mサービスの各社実績、Solarplazaがヒアリング結果公開
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2019年04月26日
一般社団法人エネルギー情報センター

太陽光発電資産は年を重ねるにつれて、何らかの問題が発生するリスクが高くなっていきますが、O&M等によりそのリスクを最小限に抑えられます。こうした中、Solarplazaは、O&Mサービスを展開する企業にヒアリングを実施し、「日本におけるPVオペレーション&メンテナンス(O&M)」市場に関する各社の実績を発表しました。
世界第2位の容量を持つ日本の太陽光発電、O&Mサービスのビジネスチャンス
固定価格買取制度により急増をみせる日本の太陽光発電市場は、2018年末に55GWもの容量が導入済みとされており、世界第2位の規模を誇ります。この巨大な発電アセットは、大量の再エネ電源を生みだす一方、持続的な運用を実現するには、適切なメンテナンスが必要となってきます。
そのため近年、O&Mをはじめ、太陽光発電の資産最適化に関するサービスへの期待が高まっています。太陽光発電資産は年を重ねるにつれて、何らかの問題が発生するリスクが高くなっていきますが、O&M等によりそのリスクを最小限に抑えられます。
こうした中、Solarplazaは、O&Mサービスを展開する企業にヒアリングを実施し、「日本におけるPVオペレーション&メンテナンス(O&M)」市場に関する各社の実績を発表しました。
今回の発表では、2019年3月末までのO&M総実績数、自社保有アセットへのO&M実績数、そしてサードパーティアセットへのO&M実績数が公開されています。なお、リストに掲載されているのは、Solarplazaによるヒアリンへの回答があった企業のみとなります。
2017年にもSolarplazaは、日本のO&Mサービスプロバイダーに関する記事を発行していますが、その記事と今回のリストに掲載されている企業を比較すると、一部のO&Mプレーヤーのポートフォリオに著しい成長がみられます。
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一般社団法人エネルギー情報センター
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