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世界最大の蓄電池が南オーストラリア州で運転開始、129MWhの規模で風力による電力受入

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11月23日、南オーストラリア州政府は世界最大のリチウムイオン蓄電池が稼働開始したと発表しました。蓄電池を設置したのは米テスラであり、性能は100MW/129MWh、30000以上の家庭に十分な電力を供給する性能を保持しています。

世界最大の蓄電池が稼働開始、米テスラが設置

2016年9月、50年に一度とされる規模の嵐が南オーストラリア州を直撃し、重要なインフラを破壊しました。その結果、州全体で停電が発生、170万人が電気を利用できない状態になりました。

これに対して、南オーストラリア州政府は、住民のエネルギー安全保障を確実にするため解決策を模索しました。その結果、少なくとも100MWの容量を持つグリッドスケールの蓄電池を配備し、緊急時の備えをすることが重要との結論に至りました。

2017年3月、州政府は、再生可能エネルギープロジェクトを支援するために1億1400万米ドルの資金を創出する計画を発表しました。その後、蓄電池の建設に係る競争入札が実施され、2017年7月、米テスラが90以上の競合の中から、案件を獲得するに至りました。蓄電池はフランスの再エネ企業Neoen、米テスラ、そして南オーストラリア州政府との合意の下、南オーストラリア州Jamestownに設置されます。

テスラと南オーストラリア政府との間では、グリッド接続契約が締結されてから100日間までに運転開始となることが合意されました。また、テスラCEOのElon Musk氏は、仮にその期間内に運転開始できなければ、無料で引き渡すと明言しています。

蓄電池の性能は100MW/129MWhであり、30000以上の家庭に十分な電力を供給する性能を保持しています。南オーストラリア州政府の発表によると、世界最大のリチウムイオン蓄電池であるといい、12月1日から正式に稼働開始しました(図1)。

蓄電池は、フランスの再エネ企業Neoenが運営する風力発電「Hornsdale Wind Farm」から電力を受け入れます。「Hornsdale Wind Farm」は、蓄電池の設置されるJamestown近郊にて稼働しています。

蓄電池の電力は、電力市場である「National Electricity Market」に供給されます。貯めておいた電力は停電時だけではなく、夏季ピーク負荷の管理などにも利用され、全体的な電力インフラの信頼性を向上させることに寄与します。

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