独フォルクスワーゲン、ボタン一つで完全自立運転、そして会話も可能な電気自動車を発表

2017年03月09日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

独フォルクスワーゲン、ボタン一つで完全自立運転、そして会話も可能な電気自動車を発表の写真

3月6日、独フォルクスワーゲンはワンタッチで完全自立運転が可能な電気自動車「セドリック」についての情報を公表しました。自動運転だけではなく、乗客は目的地、行き方、運転時間、現在の交通状況、途中での短い休憩などについてセドリックと話すこともできます。

フォルクスワーゲン初のコンセプトカーは、自立運転のEV

2017年度の第87回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、フォルクスワーゲンは「セドリック」を発表しました。人間の運転手が必要ではなく完全自立の電気自動車であり、フォルクスワーゲングループの最初のコンセプトカーとなります。

フォルクスワーゲングループにおける歴史変革プロセスは、「TOGETHER – Strategy 2025」によって始まりました。このグループ戦略における目標は、持続可能なモビリティを世界中に供給する企業の一つとなるため、新しい道を切り開くことです。この道のりにおいて、同社は現状のところは、従来の自動車製造において強みを維持していますが、これからは新しい優先事項を定義しています。その一つがeモビリティの推進であり、今回のジュネーブ国際モーターショーにおけるセドリックの発表は、そうした将来への戦略を示す具体的な前触れを提示した形となりました。

セドリックとフォルクスワーゲンCEOのMatthias Müller氏

セドリックとフォルクスワーゲンCEOのMatthias Müller氏 出典:Volkswagen

フォルクスワーゲングループはヨーロッパ最大の自動車メーカーであり、153カ国で車両を販売しています。欧州20カ国に120の生産拠点を持ち、さらにアメリカ、アジア、アフリカなど11カ国に展開しています。世界中の610,000人以上もの従業員が連日約42000台のペースで車両を生産しています。2017年には、約60種類もの新型車を世界中の顧客に届ける予定としています。

ボタンを押すだけで自動運転

セドリックが開発されたときに定義された目標は、一貫した削減、シンプルな操作、そして直観的にわかるハンドリングです。そうした観点から、ボタンを押すだけでセドリックは事前に指示した時間に正確に到着し、ユーザーを認識して両開きのドアを解放します。

開口部は広く、高いので、荷物があっても乗客が入ることができるよう設計されています。また、袋やスーツケースを入れるための余裕が十分にあり、これまでの自動車では不可能であった「ラウンジ」のような空間を提供できるとしています。こうした構造も、運転手が必要ではないためステアリング、ペダル、操縦席を取り除くことができるからです。

外観に関しては、新しいエンジニアリング構造により、モノリシックなボディが可能になりました。バッテリーパックは平らで、車軸の間に構成されています。また、コンパクトな電動モーターは車輪の高さにありますので、オーバーハング部分のスペースを取りません。ただ、自動運転センサとコンピュータなどのシステムは、前後のオーバーハングに配置されていますが、それも非常にコンパクトです。

会話もできる、フロントガラスはOLEDスクリーン

乗客が車に入ると、セドリックと会話することができます。乗客は目的地、行き方、運転時間、現在の交通状況、途中での短い休憩などについてセドリックと話すことができます。こうした機能があり、ユーザーはセドリックと個人秘書のように話すことができます。

フロントガラスは大きなOLEDスクリーンとなっており、これまでのように外の景色を見るだけでなく、通信やエンターテインメントのモニターとしても利用できます。

自動運転と人工知能のためのコア技術に数十億ユーロを投資

この続きを読むには会員登録(無料)が必要です。

無料会員になると閲覧することができる情報はこちらです
電力の補助金

補助金情報

再エネや省エネ、蓄電池に関する補助金情報を一覧できます

電力料金プラン

料金プラン(Excel含)

全国各地の料金プラン情報をExcelにてダウンロードできます

電力入札

入札情報

官公庁などが調達・売却する電力の入札情報を一覧できます

電力コラム

電力コラム

電力に関するコラムをすべて閲覧することができます

電力プレスリリース

プレスリリース掲載

電力・エネルギーに関するプレスリリースを掲載できます

電力資格

資格取得の支援

電験3種などの資格取得に関する経済支援制度を設けています

はてなブックマークGoogle+でシェア

執筆者情報

一般社団法人エネルギー情報センターの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。

企業・団体名 一般社団法人エネルギー情報センター
所在地 東京都新宿区新宿2丁目9−22 多摩川新宿ビル3F
電話番号 03-6411-0859
会社HP http://eic-jp.org/
サービス・メディア等 https://www.facebook.com/eicjp
https://twitter.com/EICNET

関連する記事はこちら

英ダイソンが電気自動車を開発、2020年までの発売を目指すの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年09月29日

新電力ネット運営事務局

英ダイソンが電気自動車を開発、2020年までの発売を目指す

9月26日、サイクロン式の掃除機で有名な「ダイソン」は、電気自動車を開発し、2020年までの発売を目指す方針を明らかにしました。ダイソンの技術者と自動車業界の人材を組み合わせた、400名の規模となるチームを既に組成しており、今後も20億ポンドを投資することで事業を推進するとしています。

三菱ふそう社、電気トラック「eCanter」を量産する世界初の商用車メーカーにの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年09月21日

新電力ネット運営事務局

三菱ふそう社、電気トラック「eCanter」を量産する世界初の商用車メーカーに

9月14日、三菱ふそうトラック・バス社は、ニューヨーク市において、電気小型トラック「eCanter」を世界市場へ向けて発表しました。「eCanter」は、世界で初めて量産される電気トラックであり、2019年から一般の顧客向けに量産を開始するとしています。

日本初、飲食店などの排水を利用する「バイオマス発電車」、イベント時に直接供給も可能の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年09月11日

新電力ネット運営事務局

日本初、飲食店などの排水を利用する「バイオマス発電車」、イベント時に直接供給も可能

9月8日、NEDOは100KVA規模の発電機を搭載した国内最大級のバイオマス発電車を開発したと発表しました。燃料は、飲食店などにおける排水浄化の過程で分離回収される油脂を原料としており、日本初となります。

電気自動車で世界記録、1078kmの連続走行を達成、米Tesla社の「Model S」の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年08月18日

新電力ネット運営事務局

電気自動車で世界記録、1078kmの連続走行を達成、米Tesla社の「Model S」

8月4日、米Tesla社の公式オーナー団体である「Tesla Owners Club ITALY」は、電気自動車による連続走行距離の世界新記録を樹立したと発表しました。充電することなく1078kmを走行し、これまでの世界記録である901.2kmより約170km長い距離の走行を達成しました。

世界初、帆とソーラー発電システムの統合、再エネ発電を船舶に取り入れるの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年08月03日

新電力ネット運営事務局

世界初、帆とソーラー発電システムの統合、再エネ発電を船舶に取り入れる

7月26日、福岡に本社を置くエコマリンパワーが、久福汽船と協力して、船舶用再生可能エネルギーソリューション「Aquarius MRE」の海上試運転の準備を開始したと発表しました。この取り組みにより、硬帆と太陽光発電の統合システムが、世界で初めて搭載されることになります。