太陽光発電でディズニーがミッキーを描く、未来体験のエプコット近辺で
一般社団法人エネルギー情報センター

アメリカのウォルトディズニー・ワールドと電力大手のDuke Energy社は、ミッキーマウスの形状に配置した太陽光発電設備をオープンしたと発表しました。空から見て初めてミッキーとわかるような、広大な敷地に太陽光パネルを敷き詰めています。
空から見て初めて分かる、隠れミッキーの太陽光発電パネル
発電所の名称は、「ウォルトディズニーワールドソーラー・ファシリティ」です。8万平方メートルの敷地に4万8000個の発電パネルが設置され、5メガワットもの発電能力を持っています。約4万5000平方メートルとなる東京ドームの1.8倍近い面積となります。発電能力としては、約820の家庭に電力を供給するのに必要な規模となります。
発電所はディズニーの広大なテーマパークの一つ、「エプコット」の近くにあるものです。エプコットは未来のコミュニティを体験できるゾーンで、太陽光発電はコンセプトに合ったエネルギーとなります。訪れる客は「ワールドドライブ」と呼ばれる道路を通ってパークに入場し、今回の隠れミッキー発電所は、その道路に近い位置に建設されています。
この隠れミッキーは、上空から見ると初めて発見できる仕掛けとなっています。面積が東京ドームよりも広いため、地上から太陽光発電を見ても、形の全容が分からないからです(図1)。

図1 隠れミッキーの太陽光発電パネル 出典:DUKE ENERGY
植林で生まれた森林が、最大の隠れミッキー
隠れミッキーで面積が最大だと考えられているものは、今回の太陽光パネルではなく、フロリダ州クレモントにある「ミッキーマウス・フォレスト」です。大きさは約24万平方メートルなので、8万平方メートルの太陽光パネルの3倍以上となります。
「ミッキーマウス・フォレスト」は、6万本にも及ぶ樹木が植えられており、1992年にディズニーの森林再生プログラムの一環として作られたものとなります。太陽光発電システムと同様、環境保全に貢献する形の隠れミッキーとなります。
アメリカの太陽光市場、累積25GWを超える
今回の太陽光パネルは、アメリカに設置されたものですが、同国の導入容量について簡単に見ていきたいと思います。SEIAが3月9日に発表した資料によると、アメリカの太陽光発電市場は累計容量25GWを超えたとのことです。2015年には7260MWを設置し、2014年度の6247MWよりも16%の増加、かつ史上最大の導入量となりました(図2)。
investment Tax Creditと呼ばれる税控除制度と、太陽光のシステム価格下落が主な要因となっており、太陽光市場は堅調に伸びているといえます。

図2 アメリカの太陽光発電市場の推移 出典:Solar Energy Industries Association
日本の新電力でも、趣味を扱ったオプションでメリット訴求
電力小売りの全面自由化が始まり、新電力各社は料金プランに独自のメリットを打ち出し、顧客獲得を目指しています。ディズニーの太陽光パネルのように、需要家の趣味や関心を引くオプションも出てきているので、その一部を下記いたします。
例えば、中国電力では「カープ応援メニュー」をオープンしました。電気の使用等に応じたポイントに加え、プロ野球公式戦におけるカープの勝利や年間成績に応じてポイントが貯まります。また、貯まったポイントはカープの観戦チケットやグッズに交換できます。
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