ベースロード電源 (Baseload power source)

ベースロード電源(Baseload power source)とは

A power source that can provide a stable and low-cost supply of a certain amount of power regardless of season, weather, and whether it is night or day. Nuclear power, coal-fired power, hydropower (excluding pumped storage), and geothermal power fall into this category.

季節、天候、昼夜を問わず、一定量の電力を安定的に低コストで供給できる電源です。原子力発電、石炭火力発電、一般水力発電地熱発電などが該当します。

エネルギー源の特性を踏まえ、それらを組み合わせて需給バランスを構成する必要があることから、電源は供給量や使用頻度を基準に3つに区分けされています。それぞれ「ベースロード電源」、「ミドル電源」、「ピーク電源」と呼びます。

ミドル電源は発電コストがベースロード電源に次いで低いものです。電力需要によって、ベースロード電源だけで足りなくなった場合に電力を供給します。LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)などが該当し、発電所の運転や停止は随時可能なので、必要に応じて適宜供給できるところがメリットです。

ピーク電源はベースロード電源とミドル電源の2つでも電力が足りなくなったときに使われる電源です。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス