トラッキング付非化石証書(Non-Fossil Certificate with Tracking)

トラッキング付非化石証書(Non-Fossil Certificate with Tracking)とは

A non-fossil certificate that allows the attributes of a power generation facility to be tracked.

発電設備の属性情報をトラッキング(追跡)する非化石証書のことです。

2018年の非化石証書の創設当初は、非化石証書の属性情報(太陽光などの電源の種類や、発電所所在地など)の確認が困難でした。そこで2019年より、経済産業省は「FIT非化石証書」のトラッキングスキームの実証実験を開始しました。トラッキングによって属性情報がわかる仕組みで、「RE100」への活用も可能となります。

トラッキング導入前の2018年11月の取引量は約2,000万kWhでしたが、導入後の2020年2月は約8,500万kWhに増加しています。トラッキング付非化石証書取引に参加するには、取引する小売電気事業者と発電事業者が取引を運営する事務局へ事前に登録する必要があります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス