責任銀行原則 (Principles for Responsible Banking (PRB))
責任銀行原則とは
Under these principles, financial institutions set strategic goals in areas with possible impact on their operations in terms of business opportunities and risks and transparently disclose information so as to meet the SDGs and the goals set by the Paris Agreement.
金融機関がSDGsや「パリ協定」で示されている目標達成に向けて、ビジネス機会およびリスクの両面で経営に影響を及ぼしうる分野の戦略目標を設定し、透明性のある開示を行う原則です。2019年に「国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)」が策定しました。
PRBには6つの原則があり、その原則に沿うための3つの重要ステップ(インパクト分析、目標設定と実行、説明責任)が定められています。PRBに署名した機関には、4年以内に原則実施の体制を整えることが求められます。
発足時に署名した銀行は世界で132行あり、総資産額は47兆ドルでした。これは世界の銀行の保有資産残高のうち、約3分の1がPRBに賛同したことを意味します。2021年11月末時点で、約60ヵ国265社が署名しており、日本では大手銀行や地方銀行など8社が署名しています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より