エネルギー対策特別会計 (Special Accounts for Energy Measures)

エネルギー対策特別会計 (Special Accounts for Energy Measures)とは

A special account established for a clear accounting of energy measures. It breaks down into three parts: the account for supply and demand of energy, the account for promotion of power development, and the account for support of compensation for nuclear damages.

エネルギー対策についての経理を明確にするために設置された、特別会計のことです。「エネルギー需給勘定」「電源開発促進勘定」「原子力損害賠償支援勘定」の3つに分かれています。

「エネルギー需給勘定」には、「燃料安定供給対策(石油や天然ガス、石炭の安定的で安価な供給を図ること)」と、「エネルギー需給構造高度化対策(CO₂の排出を抑制し、適切なエネルギーの需給構造の構築を図ること)」があります。

「電源開発促進勘定」には、「電源立地対策(発電用施設周辺地域への交付金の交付など、設備設置や運転の円滑化)」と、「電源利用対策(発電用施設の利用促進や電気供給の円滑化)」、「原子力安全規制対策(原子力発電施設に関する安全の確保)」があります。

「原子力損害賠償支援勘定」には、「原子力損害賠償支援対策(原子力損害の賠償の迅速で適切な実施を、財政上確保すること)」があります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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