宇宙太陽光発電 (Space solar power generation)

宇宙太陽光発電 (Space solar power generation)とは

A method of power generation that involves generating power in space solar power systems launched into space and transmitting the electricity as microwaves down to earth for consumption. This idea was advocated by Dr. Peter Edward Glaser of the U.S. in 1968.

宇宙に太陽光発電衛星(SSPS:Space Solar Power Systems)を打ち上げ、発電した電気をマイクロ波に変換し、地上に伝送して利用するというものです。1968年に、アメリカのピーター・エドワード・グレイザー博士が提唱しました。

宇宙太陽光発電は、温室効果ガスや廃棄物が発生しないグリーンなエネルギーであることに加えて、地球上とは異なり「天候や季節・日照時間などに左右されない」といったメリットがあります。

より太陽に近い宇宙空間に太陽光パネルを浮かべることで、地上の約1.4倍の太陽光エネルギーを利用することが可能です。一方で、宇宙空間への大量輸送技術、構築技術、軌道上において長期間にわたり運用・維持する技術などにおいて課題があります。日本の経済産業省やJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2030年代の実用化を目標にしています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス