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再生可能エネルギー海域利用法(Act on Promoting the Utilization of Sea Areas for the Development of Marine Renewable Energy Power Generation Facilities)
再生可能エネルギー海域利用法(Act on Promoting the Utilization of Sea Areas for the Development of Marine Renewable Energy Power Generation Facilities)とは
An act enacted in December 2018 and went into effect in April of the following year.
「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」のことです。2018年12月に制定、翌年4月に施行されました。
長期的・安定的かつコスト競争力のある電源として、洋上風力発電の導入を促進する仕組みです。これまでは、「海域の占用に関する統一的なルールがない」、「先行利用者(海運業や漁業などの業者)との調整の枠組みが存在しない」との理由から導入が進んでいませんでした。こうした背景から、課題解決のために法整備がなされました。
洋上風力発電事業実施のために指定される促進区域は、「自然的条件が適当であること」、「漁業や海運業などの先行利用に支障を及ぼさないこと」、「系統接続が適切に確保されること」などの要件に適合した一般海域内の区域です。
公募に基づき選定された事業者は、認定された計画に基づいて最大で30年間占有を許可されます。現在、秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖、長崎県西海市江島沖、新潟県村上市および胎内市沖が促進区域に指定されています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より