外部不経済 (External diseconomy)

外部不経済 (External diseconomy)とは

A situation in which undesirable byproducts of a market transaction affect those outside the market. An example is pollution, such as air pollution and noise.

市場の外部に「市場の取引による不利益」が影響を及ぼすことです。空気汚染や騒音などの公害が当てはまります。

「外部性」という言葉は、イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルによって提唱されました。外部不経済の対義語として「外部経済」があり、これは「市場の商品やサービスの恩恵を第三者が受ける」というものです。地球温暖化や異常気象も、外部不経済が関係していると考えられており、企業の排気ガスや工場の煙による酸性雨や光化学スモッグ、PM2.5などがその例です。

外部不経済の一般的な対策としては、①税制による費用負担、②補助金の交付、③一律の規制、④民間の当事者間で解決を目指す、といった4つの手法があります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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