グリッドパリティ(Grid parity)

グリッドパリティ(Grid parity)とは

再生可能エネルギーの発電コストが、既存の電力コストと同等であるか、それよりも安価になることを指します。

Grid parity is achieved when the cost of generating renewable energy is equal to or lower than the cost of generating electricity using conventional sources.

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再生可能エネルギーの発電設備が稼働期間全体で生み出せる電力を、総事業費で割った金額がグリッドパリティの指標となり、「円/kWh」という形で算出されます。

これまで再生可能エネルギーは、補助金やFITなしには普及が進まないという側面がありましたが、グリッドパリティが達成されれば、今後は補助金による売電に頼らなくても、自家消費で採算がとれるようになります。つまり、再生可能エネルギー機器を設置することで、普通に電気を買うのと同じか、普通に電気を買うより安い状態になるのです。

近年、太陽光発電のコストは年々下がっており、ドイツでは既にグリッドパリティに到達しているといわれています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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