ポジティブ・スクリーニング (Positive screening)

ポジティブ・スクリーニング (Positive screening)とは

ESG投資の手法の一つです。「企業のESG課題への対応の評価」や、「ESG関連指標の数値の高い企業」を投資対象として選定し、投資することを指します。

One of the ESG investment methods. It refers to evaluating companies on how they address ESG issues and selecting and investing in companies that score high on ESG metrics.

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ポジティブ・スクリーニングでは、環境に優しい製品を生産したり、社会的責任を果たすビジネスを実践したりするといった、ポジティブな事例を持つ企業を選定します。各業種内においてESG評価の高い企業を選定して投資する方法を「ベスト・イン・クラス」と呼びますが、これもポジティブ・スクリーニングの一種です。

ポジティブ・スクリーニングはネガティブ・スクリーニングと比較して、投資判断が複雑になり、高度な分析能力も必要となるほか、投資選定先が少なくなるというデメリットもあります。

1990年代に欧米で始まったポジティブ・スクリーニングは、1920年代に登場したネガティブ・スクリーニングに比べると歴史の浅い手法です。しかし、現在世界的にも注目を集めており、今後のESG投資においてさらに重要な位置づけになっていくと考えられています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より