ネガティブ・スクリーニング (Negative screening)

ネガティブ・スクリーニング (Negative screening)とは

ESG投資の手法の一つです。投資先の選定において、「ESGの観点から適さないと考えられる要件」をあらかじめ定め、該当する投資対象を除外します。

One of the ESG investment methods. Criteria for unsuitable companies from an ESG perspective are set in advance, and companies that meet these criteria are excluded from investment consideration.

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ネガティブ・スクリーニングの例としては、宗教的、倫理的視点からアルコールやたばこ、ギャンブル製品といった「罪ある株式(Sin stocks)」と呼ばれる銘柄を投資対象から除外することが挙げられます。ほかにも、人道的見地から「武器製造企業・児童就労を強いる企業」を、環境保護の見地から「原子力発電事業」などを排除するといったケースも含まれます。

ネガティブ・スクリーニングは最も伝統的なESG投資手法の一つであり、GSIA(世界持続可能投資連合)の調査によると、投資手法別のESG投資残高では、2018年まではネガティブ・スクリーニングが世界的に最も大きな比率を占めていました。

2020年の調査では、「ESGインテグレーション(投資マネジャーが財務分析に環境、社会、ガバナンスの要素を体系的かつ明示的に組み込んだ投資)」に次いで2番目となっています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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