電気炉製鋼法(Electric furnace steelmaking)

電気炉製鋼法とは

This method primarily uses scrap iron as its raw material and melts it in an electric furnace to make steel.

鉄くず(スクラップ)を主原料とし、電気炉で鉄スクラップを溶解して製鋼する方式です。

世界では、高炉に比べて製造時のCO₂排出量が少ないとされる電炉へのシフトが進みつつあります。鉄くずを原料にするため、環境保護やリサイクルの観点から重要な役割を担っています。その他、比較的小ロット多品種の生産に適している点、高炉に比べて設備費や消費エネルギーが少ない点がメリットとして挙げられます。

一方、デメリットは、使用するエネルギーが電気のため、電気料金値上げなど外的要因でコストが左右されやすい点にあります。また、スクラップに含まれる不純物が原因で加工性に劣るといわれています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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