小型モジュラー原子炉(Small modular reactor (SMR))

小型モジュラー原子炉とは

A reactor that is smaller than conventional nuclear reactors and thus can be moved. It is considered to be highly safe and is being developed around the world for its flexibility and affordability as an energy source.

従来の原子炉よりも小型の携帯型原子炉です。安全性が高いとされ、また柔軟で手頃な価格の発電源として世界各国で開発が進められています。

SMRは負荷追従運転が可能であることから、再生可能エネルギーの変動性を調整する役割が期待されています。他にも、水素製造設備や海水淡水化設備に対するカーボンフリーなエネルギー源としての役割も期待されています。

大型の原子炉よりも冷えやすくなることで安全性が高まるうえに、原子炉全体を簡単な構造にでき、メンテナンスもしやすくなります。その結果、コストの削減ができ、経済性も向上する可能性があります。また、プレハブ住宅のように、主要機器を事前に工場で製造してから現地で据え付けるため、初期投資抑制や工期短縮が可能といわれています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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