ダイベストメント(投資撤退) (Divestment)

ダイベストメント(投資撤退)とは

Divestment is the act of an investor or financial institution ridding itself of stocks, bonds, mutual funds, etc. in which it has invested. Divestment is the opposite of investment.

投資している株や債券、投資信託などを投資家・金融機関が手放したり、融資していた資金を引き揚げたりすることです。「インベストメント(投資)」と正反対の意味からダイベストメントといわれています。

従来は、「企業価値を高めるため」や「赤字事業からの撤退」「利益を生まない業務(ノンコア業務)を売却すること」がダイベストメントの意味でした。最近では「ESGの側面から見て、思わしくない企業などへの投資を行わない」という意味での用法が一般的になりつつあります。

ダイベストメントが注目されている理由の一つに、化石燃料関連の資産が「座礁資産」とされていることが挙げられます。気候変動対策で化石燃料に関連する事業は撤退の動きが広まっています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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