水素・燃料電池戦略ロードマップ (Strategic Roadmap for Hydrogen and Fuel Cells)

水素・燃料電池戦略ロードマップとは

水素・燃料電池についての基盤技術のスペックやコストの内訳、達成に必要な取り組みを経済産業省が規定したものです。

In this roadmap, the Ministry of Economy, Trade and Industry (METI) set out specifications and cost breakdowns for basic hydrogen and fuel cell technologies as well as the steps necessary to achieve them.

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経済産業省は、2017年12月に世界初となる水素の国家戦略を策定し、2019年3月に戦略の実現に向けてロードマップを改定しました。このロードマップには、①水素利用(モビリティ)、②水素サプライチェーン、③その他の水素利用・グローバルな水素社会実現の3つのアクションプランがあります。

水素利用(モビリティ)はFCV、水素ステーション、バス、フォークリフトなどが対象です。2025年の本格普及に向けて、コスト削減の規制改革を行いました。水素サプライチェーンは、水素大量消費社会に向け、化石燃料+CCS、再エネ水素の研究開発を進めています。

今後、水素の利用先を発電、産業、定置用燃料電池などの市場へ拡大する狙いです。さらにグローバルな水素社会を実現するため、日本リードによる国際連携を図っています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より