ESG投資 (ESG investment)

ESG投資とは

ESG、すなわち「環境(Environment)」「社会(Social)」「企業統治(Governance)」の観点を考慮したうえで投資をすることです。

Investments made with consideration of environmental, social, and governance criteria.

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従来の投資方法は、企業の利益額などの業績や負債額、キャッシュフローなどの財務状況が投資の主な評価材料とされていました。しかし最近では、年金基金などの巨大資産を超長期で運用する機関投資家を中心に、「企業経営の持続可能性」を評価するという概念が普及しています。ESG投資は、気候変動などが盛り込まれた長期的なリスクマネジメントや、企業の新たな収益創出の機会を評価する指標として、SDGs(持続可能な開発目標)とともに注目されています。

2018年の世界の資産運用市場に占めるESG投資の割合は、3分の1(約30兆ドル)まで拡大しています。日本では2015年に年金積立金管理運用独立行政法人が、投資にESGの視点を組み入れる「国連責任投資原則(PRI)」に署名したこともあり、ESG投資が広がっています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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