プレスリリース|PRESS
研究・調査報告早大とクラサスケミカル、メタンと二酸化炭素から化学原料をほしいときにほしいだけ低温で産み出すことに成功

発酵ガスから化学原料へ
〜ほしいときにほしいだけ低温で〜
【発表のポイント】
●食品廃棄物等の資源を発酵して得られる発酵ガス(バイオガス)はメタンと二酸化炭素の混合ガスであり、温暖化を引き起こす二大要因のガスである。
●この2つから化学原料を作るうえで、従来の方法では炭素析出(※1)が多く、実用化が困難であったが、今回、世界で初めてメタンと二酸化炭素から化学原料(合成ガス)をほしいときにほしいだけ低温で産み出すことに成功した。
●従来の方法では、800℃程度の熱が必要だったが、今回開発した技術により、200℃以下で同等の性能を炭素析出なく得ることができた。
*図は添付の関連資料を参照
食品廃棄物やバイオマス系の資源を発酵して得られる発酵ガス(バイオガス)は、メタンと二酸化炭素が半分ずつ含まれています。メタンと二酸化炭素は、温暖化を引き起こす二大要因のガスでもあり、この2つから化学原料を作る方法は従来から知られていましたが、非常に高温を必要とし、かつ炭素の析出が多く、実用化が困難な方法でした。
早稲田大学理工学術院の関根 泰(せきね やすし)教授とクラサスケミカル株式会社の研究グループは、世界で初めてメタンと二酸化炭素から化学原料(合成ガスと呼ばれ、大規模かつ工業的に製造・使用されており、燃料や化学品の源となる)を、ほしいときにほしいだけ低温で産み出すことに成功しました。従来の方法だと800℃程度の熱が必要でしたが、今回開発された技術だと200℃以下で同等の性能を得ることに成功しました。低温プロセスは加温の時間が短縮でき、かつ使用エネルギーも大幅に節約することができます。これまで課題であった炭素析出もほとんど起こらず、安定にエネルギー効率よく発酵ガス(バイオガス)から化学原料をオンデマンドで作ることのできる技術を誕生させることができました。
本研究成果は、2025年7月18日(金)8時(米国東部標準時)に『ACS Catalysis』のオンライン版で公開されます。
《本プレスリリースの詳細は、以下のURLをご確認ください。》
https://www.waseda.jp/inst/research/news/81514
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| 会社名 | 早稲田大学 |
|---|---|
| 所在地 | 新宿区西早稲田1-6-1 |
| 会社URL | https://www.waseda.jp/top/ |
















