プレスリリース|PRESS
研究・調査報告富士経済、ペロブスカイト太陽電池の世界市場調査結果を発表

ペロブスカイト太陽電池の世界市場を調査
-2040年予測(2024年比)-
●ペロブスカイト太陽電池の世界市場 3兆9,480億円(66.9倍)
〜ペロブスカイトと結晶シリコンのタンデム型が2020年代後半から本格的な普及へ〜
〜既存太陽電池からの置き換え、BAPV用途が主軸に〜
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 社長 菊地 弘幸)は、本格的な事業化に向けた取り組みがグローバルで進み、部品材料から最終製品に至るまで日本メーカーの積極的な展開も目立つペロブスカイト太陽電池の世界市場を調査した。その結果を「2025年版 新型・次世代太陽電池の開発動向と市場の将来展望」( https://www.fuji-keizai.co.jp/report/detail.html?code=112502918 )にまとめた。
この調査では、本格的な実用化に向けて注目のペロブスカイト太陽電池の世界市場、また、日本市場について、単接合型/タンデム型、ガラス基板型/フィルム基板型などの視点を踏まえて現状を調査し、将来を予想した。また、参入企業18社の開発状況・計画・今後の展開などをまとめた。
<注目市場>
●ペロブスカイト太陽電池の世界市場
※グラフ資料は添付の関連資料を参照
ペロブスカイトの単接合型と、ペロブスカイトと結晶シリコンのタンデム型(多接合型)を対象とする。単接合型はすでに商用化されており、搭載面積の小さい電子棚札や組み込み電源での採用を中心に、2024年の市場は前年比61.3%増の500億円となった。一方、タンデム型は試験的生産やサンプル出荷に留まっているため、2024年の市場は前年比80.0%増の90億円となった。
本格的な量産開始は単接合型が先行し、2020年代後半からタンデム型の量産も進むとみられる。既存太陽電池からの代替が進み、2020年代後半から市場は急拡大すると予想される。また、更なる変換効率の向上が可能なタンデム型の開発が進み、2030年前後から発電事業用途などでの導入増が期待され、市場拡大を後押しするとみられる。
現状、単接合型の主な用途は、Saule Technologies(ポーランド)が展開する電子棚札や、欧米メーカーを中心としたIoTデバイスの組み込み型電源などが中心である。また、中国メーカーはBAPV(建物据付型太陽電池)の実証・サンプル出荷を増やしている。将来的には中国メーカーを中心にギガワット級の本格的な量産開始が予定されており、2040年には5割以上がBAPV用途になると予想される。
タンデム型は、現状は試験的な生産や実証的な設置、サンプル出荷が中心で、すべてBAPV用途である。タンデム型を前提とした大手メーカーが参入しており、LONGi Green Energy Technology(中国)やHanwha Q CELLS(韓国)などの結晶シリコン太陽電池の大手メーカーの量産計画もあるため、長期的な市場拡大が予想され、2040年にはペロブスカイト太陽電池の約6割をタンデム型が占めるとみられる。
採用基板別にみると、現状はガラス基板が中心で9割弱を占める。フィルム基板は実証実験やサンプル出荷にとどまっている。中期的な大規模量産計画のある中国メーカーは、ガラス基板を中心に展開を進めており、足元ではBAPV用途を中心に商用化が進んでいる。中国では地上や屋根設置型の発電事業向けが多いことから、中国企業はガラス基板タンデム型の開発を進めており、グローバルでもガラス基板の採用が増えるとみられる。一方、フィルム基板で商用化を開始しているメーカーはまだ少なく、欧米メーカーが中心であるが、日本メーカーでは積水化学工業/積水ソーラーフィルムが商用化を開始する予定である。
2040年時点ではガラス基板型が中心となり、発電事業向けの活用が増加するとみられる。フィルム基板型も大きく伸びて3割強を占めると予測される。軽量・フレキシブルという特性を生かしたBIPV(建材一体型太陽電池)用途を中心に様々な用途での展開が期待される。
《本プレスリリースの詳細は、以下のURLをご確認ください。》
https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=24049
| 会社名 | 株式会社富士経済グループ本社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都中央区日本橋三丁目9番1号 日本橋三丁目スクエア |
| 会社URL | https://www.fuji-keizai.co.jp/ |
















