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TBM、カーボンリサイクル技術を活用した低炭素素材「CR LIMEX(シーアール ライメックス)」を販売開始

TBM、カーボンリサイクル技術を活用した低炭素素材「CR LIMEX(シーアール ライメックス)」を販売開始の概要写真
(発表日:2024年12月27日)

TBM、カーボンリサイクル技術を用いた低炭素素材「CR LIMEX」の販売を開始
〜CO2固定化技術により、省CO2実現のためのプラスチック代替素材及び製品の早期社会実装を図る〜

株式会社TBM(本社 : 東京都千代田区、代表取締役 CEO : 山崎敦義、以下TBM)は、今年の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で発表した、カーボンリサイクル技術を活用した低炭素素材「CR LIMEX(シーアール ライメックス)(*)」の販売を開始したことをお知らせします。今回、販売を開始する「CR LIMEX」は、CO2由来の炭酸カルシウムと再生プラスチックを組み合わせた、射出成形対応の素材です。

カーボンリサイクルは、カーボンニュートラル実現に貢献する革新的技術として世界的に注目されています。日本政府が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)戦略においても重要な取組の1つとして位置付けられています。政府の「カーボンリサイクルロードマップ」のカーボンリサイクルを拡大していく絵姿では、従来の汎用バージンプラスチックの代替となるカーボンリサイクル製品の普及開始時期が2040年頃からと設定されています。

TBMが開発した「CR LIMEX」は、排ガス由来のCO2と工場から排出されるカルシウム含有廃棄物等を低環境負荷プロセスで化学合成したCCU炭酸カルシウムを主原料としています。副原料である樹脂部分には工場から排出される廃プラスチックを再資源化した再生プラスチックを使用しているため、カーボンニュートラルへの貢献とプラスチックの資源循環を推進し、従来の汎用バージンプラスチックと比較して環境負荷の低減が可能です。本素材開発については既に国内特許を取得し、CO2固定化技術の先進的な実用化を実現しました。

今後TBMは、鉱物由来の炭酸カルシウムを主原料とする従来のLIMEXの普及を促進しながら、CO2の固定化技術による「CR LIMEX」の普及と新たな用途開発を進め、同時にカーボンクレジットの創出も目指して参ります。

*「CR LIMEX」も従来のLIMEX素材の定義と同様に、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む無機フィラー分散系の複合素材に該当します。(CR : Carbon Recycleを意味しています)

※参考画像は添付の関連資料を参照
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参考画像
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