迫っている水問題

2015年12月25日

所属:東洋大学

インターン生:R.Yさん

迫っている水問題の写真

水は生物が生きていく上で大切な資源です。近頃、水問題が話題になっていますが、どのような問題があるかご存知ですか?ここでは、水問題が私たちに与える影響を一緒に見ていこうと思います。

あなたは水不足に陥ったことがありますか?

私は一度、オーストラリアで水不足に直面したことがあります。蛇口から水が出てこなく、食器や自分の体を洗うことができませんでした。お店の飲料水はどこも売り切れており、飲み水がなかった時は、プールに溜まっていた雨水を飲んで過ごしていたこともあります。とても不思議な味で、今でも忘れられません。

日本では、日常生活で水不足に陥った人が少ないと思います。なぜなら下水道も整っており、蛇口をひねるときれいな水が出てくるからです。また、コンビニなどでも飲料水の購入が可能なので、いつでも水を得ることができます。

しかし、世界の国々はどうでしょうか。日本水フォーラムによると、2025年までには48カ国の28億人が、水不足に直面すると予測されています。水不足によってどのような影響が考えられるのでしょうか。

1. 農業地と収穫量の減少

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最近では異常気象が原因で降水量が減少し、水不足の地域が増えています。水不足により、作物が育たなくなり、貧困、飢餓、物価の高騰などを引き起こします。また、農業で生計を立てる人は、作物が育たない土地で住むことができません。そのため、農業ができる土地に移住しなくてはなりません。

2. 教育を受ける機会を減らす

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水インフラが整っていない地域では、女性や子供が遠いところまで毎日水を汲みに出かけます。1日に何時間もかけて水を汲みに出かけるため、女性と子供が他の活動に費やす時間がありません。このことにより、女性は社会進出が妨げられ、子供は教育を受ける機会を妨げられます。

3. 地下水汲み上げによる地盤沈下

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水不足になると、地下水の採取量が増加します。大量の地下水汲み上げにより、粘土層周辺の帯水層がなくなり、粘土層からも水が絞り出され、粘土層の収縮を引き起こします。このことが原因で地盤沈下が起き、建物が傾き、健康被害をもたらします。

解決策は?

いったい、どのようにすれば水不足の進行を抑えられるのでしょうか。水インフラを整えることも大事ですが、水問題を抱えている国々は水インフラに投資する資金を確保できていません。また、NGOなどの機関も限られた資金で支援しなければならないので、広範囲に及ぶ水問題を解決するには難しいです。

一人ひとりができること

お金をかけずに、多くの人が貢献できることは節水です。お風呂、トイレ、台所など節水できる場所はたくさんあります。節水をすることで水資源の確保に繋がり、使用しなかった水の量だけ、必要としている人に渡ります。

最後に

水問題は、水不足だけでなく洪水などの水問題も発生しています。これからの社会のためにもできることを見つけ、一緒に取り組みましょう。