地球上の恵みを守るために

2015年12月22日

所属:青山学院大学

インターン生:M.Iさん

地球上の恵みを守るためにの写真

日本はバブル崩壊後に好景気は20年間訪れていません。日本は今経済成長を目指し社会が動いています。 しかし、経済成長によって地球上の恵みが失われていることを、どのくらい深刻なことと捉えていますか?経済成長が長期的にみて人類のため、地球のためになるのでしょうか?

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経済成長に夢中になり、地球上の恵みがなくなってしまったら、どうなるのでしょうか?2100年までに、最大4.8度世界の平均気温が上昇する、という予測があります。 JCCCAによると、地球温暖化がすすむにつれ、

  1. 1.海面上昇
  2. 2.洪水、豪雨
  3. 3.インフラ機能停止
  4. 4.熱中症
  5. 5.食糧不足
  6. 6.水不足
  7. 7.海洋生態系損失
  8. 8.陸上生態系損失

のリスクが高まっていくといわれています。しかし、地球は私たちが生まれ育ち、たくさんの自然の恵みがある大切な場所です。この先何世紀も地球と、自然と、生きていくために、私たちになにができるでしょうか?

ここでは、このリスクの7,8にあたる生態系の損失が、地球上の財産を失うことが、私たちにとって、どれだけの損失かを紹介しようと思います。私は英語の勉強にTEDをみることがあります。これから、TEDでプレゼンテーションをした動物の研究家や写真家の話を2つ取り上げようと思います。

1. バク

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こちらは大人のバクです。とても可愛らしいですね。日本では夢を食べる動物とされています。バクは2m、300kgほどの体の大きさです。アマゾンなどの熱帯雨林に生息しています。夜行性の草食系動物で、食べ物はほとんどフルーツです。

バクの素晴らしいところは、食べたフルーツを消化し、排出した糞の中に混じるフルーツの種により、種をあちこちにばらまいているところです。このことから、バクは「森のガーデニング」と呼ばれています。しかし、バクがたくさん住んでいた大西洋岸森林は、今や森林が7%しか残っていません。そこのバクは小規模の孤立した群れとなっています。 また、カンポ・セラードというブラジルの最大の経済発展を支える地域では、バクが駆逐されています。大規模なプランテーション、密猟、交通事故でバクが殺されているのです。このプレゼンテーションで思ったことは、このパトリシア・メディチ氏も、バクの研究をし、バクの魅力を最も知る人物のうちの一人であるが、彼女一人、またそのチームだけではバクを助けきれないのです。彼女自身も、自分の研究がただのバクの絶滅記録になってしまうのではないか、と懸念しています。また、その研究家の人数も足りない、と訴えています。プロの専門家だけでなく、私たちの協力も多分に必要なのです。

2. オウゴンアメリカムシクイ

フロリダの写真家、マック・ストーンによると、沼地は国の宝とみなされるべきです。沼地は生産性が低いため、水を抜いて農地にされてしまうことがあります。しかし、沼地には、素晴らしい恵みが隠されています。その一つがこのトリ、オウゴンアメリカムシクイです。彼らは春から秋をフロリダの沼地の木の上で巣を作ってすごしています。そして冬の間は何万キロも渡って中央アメリカや南アメリカに移動します。そして、この鳥の素晴らしいところは、翌年の春にまたフロリダに戻ってきたとき、GPSも使わずに全く同じ沼地の全く同じ木に戻ってくるそうです。しかし、ある春、この鳥が戻ってきた木はなく、そこにあったのはゴルフコースでした。 このように、私たちは、経済成長、そしてそれに伴う地球温暖化によって自分たちがもっている貴重で素晴らしい恵みを自らの手で潰そうとしています。捕食や生息地域の移動などである程度生態系に影響を与えることは仕方がないと思います。しかし、日本のような経済成長を経験した国が、戦争でたくさんの被害をだした国が、率先して全世界の人々、また全生物のために動くことが今必要なのではないでしょうか?