グリーンIT

グリーンITとは

省電力化など、地球環境への負荷を低減できるIT関連機器やITシステムなどの総称です。また、仕事の仕方などにITを活用することで、従前よりも環境への負荷を低減する取り組みや、ITを活用することで地球環境への負荷を低減する取り組みを指す場合もあります。

背景

グリーンITという言葉は2006年ごろから、米国でさかんに使われるようになりました。主として、IT機器の高密度化によってデータセンターやマシンルームの消費電力量・廃熱量が増加し続けていることに対応した各種対策のことで、省電力・低発熱型機器の導入、仮想化技術によるサーバ統合・ストレージ統合・利用効率の向上、給電方法の改善、サーバ冷却・空調システムの改善、それらを総合する運用管理ノウハウなどがそれに当たります。

日本でもITハードウェアベンダによる省電力型機器の開発・提供、データセンター運営事業者による省電力・熱対策活動のアピールが相次いでいますが、より広義の「IT活用による環境負荷低減」への動きも活発です。

国内での取り組み

グリーンITの事例を下記にて紹介します。

電源オプション

Windowsに搭載されている,パソコン本体やモニターの電力消費を管理する機能です。電源管理アプリケーションともいいます。「コントロール パネル」,または「画面のプロパティ」等から起動することができます。あらかじめ,どの電源をどのくらいの時間で切るかなどを設定して利用します。

今後の展望

この取り組みは政府やメーカー、データセンターなどの組織だけでなく、利用する個々のユーザ意識も重要であるといえる。地球環境保護のために、よりスマートなITの活用が求められています。