P2P電力取引(Peer-to-peer (P2P) electricity trading)

P2P電力取引(Peer-to-peer (P2P) electricity trading)とは

The term refers to a mechanism of electricity trading that directly connects sellers and buyers of electricity.

電力の売り手と買い手を直接ひも付ける「Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)」という仕組みを用いた電力取引の仕組みのことをいいます。

従来の電力取引の仕組みでは、大規模発電所が一方的に需要家に電力を送るシステムでした。P2Pとは、通信分野でいうところの、個々の端末が中央サーバを介さず直接つながる仕組みです。この通信方式を電力の売買に応用することで、個人間での電力取引が自由に行われるようになります。

細かな需給や契約の管理ができるP2Pの実現には、ブロックチェーンの活用が重要です。P2P電力取引によって、需要に応じた供給や再生可能エネルギーの利用促進、災害に強い電源供給の構築が期待されています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス