ノルドプール (Nord Pool)

ノルドプール (Nord Pool)とは

The world's first international electricity market, launched by Norway and Sweden in 1996. As of 2022, twenty countries, including Finland, Denmark, the U.K., the Baltic States, and Germany, trade electricity in the market.

「世界初の国際電力市場で、1996年にノルウェーとスウェーデンによって開設されました。2022年現在で、フィンランド、デンマーク、イギリス、バルト3国、ドイツを含む20ヵ国で電力取引を行っています。

売買される電力のほとんどは翌日分の電力で、時間ごとの価格を算出しています。当日の風力状況に応じて24時間売買が可能な市場もあります。

発電・売電分野での取引は自由ですが、送電・配電分野では、送電会社は国家独占に、配電会社は地域独占になっています。このように自由競争分野とそうではない分野を切り離すことで、電力供給の安定化を図っています。ノルドプールは、一国では吸収しきれない不安定な電力を、国家間で連系して補完しているため、電力を効率的に使うことができます。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス