スチュワードシップ・コード (Stewardship code)

スチュワードシップ・コード (Stewardship code)とは

A set of principles that defines how an institutional investor should be. It was formulated in the U.K. in 2010, based on the thoughts that insufficient corporate governance efforts by companies and investors led to the financial crisis after the collapse of Lehman Brothers.

機関投資家としてのあるべき姿を規定したガイダンスのことです。「企業と投資家によるコーポレート・ガバナンスへの取り組みが不十分であったことがリーマンショックを引き起こした」との反省から、2010年にイギリスで策定されました。

日本では、2014年に金融庁が日本版のスチュワードシップ・コードを策定・公表しました。その後2017年に改訂、さらに2020年に再改訂版が発表されています。以下の7つの原則で構成されていますが、法的拘束力に縛られない自主規制となっています。①受託者責任の果たし方の方針公表、②利益相反の管理に関する方針公表、③投資先企業の経営モニタリング、④受託者活動強化のタイミングと方法のガイドラインの設定、⑤他の投資家との協働、⑥議決権行使の方針と行使結果の公表、⑦受託者行動と議決権行使活動の定期的報告

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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