エリートツリー(Elite tree)
エリートツリー (Elite tree)とは
Cross-bred trees selected for their superiority. They are the second or later generations of cross-bred trees of superior growth that are grown in a region's planted forests.
地域の人工造林地で最も成長が優れた木(精英樹)同士を、人工交配によりかけ合わせ、さらにその中から選ばれた優れた木のことです。第2世代以降の精英樹が「エリートツリー」と呼ばれます。
2013年に「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」が改正されました。これに基づき、森林のCO₂吸収能力向上のため、成長に優れ、花粉の量が一般的なスギやヒノキに比べて、おおむね平均の半分以下の木を「特定母樹」として農林水産大臣が指定し、普及を図っています。
エリートツリーは初期成長が早く、材質や通直性が優れているため、植栽本数や下刈り回数、造林初期投資などの削減が期待でき、再造林のコストの低減につながります。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より