脱石炭連盟 (Powering Past Coal Alliance)
脱石炭連盟 (Powering Past Coal Alliance)とは
An international coalition that aims for a rapid departure from coal-fired power generation. It was launched in November 2017, led by the UK and Canada, to help build a decarbonized society envisioned in the Paris Agreement.
迅速な石炭火力発電からの脱却を目指す国際的な連盟です。「パリ協定」の目指す脱炭素社会の構築に向けて、イギリスとカナダの主導により、2017年11月に発足しました。
気候変動を専門とする欧州の研究機関「クライメイト・アナリティクス」の分析によると、世界の平均気温の上昇を2度以内に抑えるには、2050年まで(先進国は2030年まで)に石炭火力発電の廃止が必要だといわれています。この分析結果は科学的根拠として示されており、脱石炭連盟に加盟している多くの団体が「2025~30年に石炭火力発電ゼロ」を目標に掲げています。
2021年2月時点で、脱炭素連盟には113の国や自治体が加盟しています。オーストリアやベルギーなどの国々をはじめ、京都市やカリフォルニア州などの自治体、アーステッド(デンマークの大手電力会社)といった企業も加盟しています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より