マテリアリティ(Materiality)

マテリアリティ(Materiality)とは

「自社に関わる重要課題」のことで、企業としてそれぞれの課題をどの程度重要視しているかを明示したものです。

This term refers to an important issue concerning a company. It shows the level of importance a company gives each of its issues.

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企業の長期的経営においては、財務だけでなく非財務情報も重要だという認識が広まり、マテリアリティの重要度が高まりました。企業・組織にとっての重要な課題を特定し、従業員、投資家、地域社会などのステークホルダーに開示されることで、投資の健全な意思決定ができるようになります。

GRI(サステナビリティに関する国際基準を策定するNGO)のガイドラインで、マテリアリティの評価軸が明確化されています。企業にとっての重要課題ではなく、「企業が経済・環境・社会に及ぼす影響を評価すること」としています。

マテリアリティを特定する際には、ステークホルダーの把握が重要です。マテリアリティの積極的な開示は、対話を通じてステークホルダーと信頼を深めていく、ステークホルダー・エンゲージメントにもつながります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
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