EUタクソノミー(EU taxonomy)

EUタクソノミー(EU taxonomy)とは

欧州グリーンディールを実現するために、投融資に適格な産業・業種を分類する枠組みです。

A framework for classifying industries and business types that are suitable for investment and financing. It is established to implement the European Green Deal.

もっと詳しく

EUタクソノミーは、EU加盟国全体の基準を調和させ、環境的に持続可能な投資を促進させる具体的な枠組みです。2020年6月、EUタクソノミー規制が欧州議会で可決され、法制化されました。6つの環境目標を置いたうえで、経済活動を環境的に維持可能と認定するための4要件を定めています。

EUタクソノミーでは、何が「グリーン」で、何が「環境的に持続可能」なのかを、共通基準にそった適合率などの数値で開示しています。この開示によって、投融資家の資産運用や企業の設備投資を集中させ、技術的な適格基準を明確に数値化することで、「グリーンウォッシング」(環境に配慮しているように見せかけること)を排除することができます。

2021年末までに初回の規制の適用状況に関する見直しを実施し、以降3年に1度見直しを実施する予定です。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス