グリーンファイナンス (Green finance)
グリーンファイナンス (Green finance)とは
環境に良い効果を与える投資への資金提供のことです。具体的には、地球温暖化対策などの環境分野への取り組みに特化した資金を調達するための債券(グリーンボンド)や借入(グリーンローン)を指します。
Funding for investments that positively impact the environment. More specifically, the term refers to bonds (i.e., green bonds) and loans (i.e., green loans) designed to fund environmental initiatives, including global warming mitigation measures.
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2016年9月のG20サミット後に発表された首脳声明で、グリーンファイナンス拡大の必要性が確認されました。EUはこれを受けて、2019年12月に、2050年までにEUからの温室効果ガスの排出を実質ゼロにする戦略「欧州グリーンディール」を打ち出しました。
日本では、グリーンファンドの運用・出資と、グリーンボンドの発行支援を行う「一般社団法人グリーンファイナンス推進機構」が環境省によって設立されました。
環境問題の解決には膨大な資金が必要ですが、各国政府には財政的制約があるため、公的資金のみでは明らかに資金が不足しています。グリーンファイナンスによって民間資金をいかに活用していくのかが、今後ますます重要な課題になっていくとみられています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より