クライメートアクション100+ (Climate Action 100+)
クライメートアクション100+ (Climate Action 100+)とは
気候変動に関するエンゲージメントを通じて、大量の温室効果ガスを排出している企業に気候アクションを促す、国際的な機関投資家グループです。
An international group of institutional investors that encourages companies emitting large amounts of greenhouse gasses to take climate action through climate change-related engagements.
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2017年に発足した「クライメートアクション100+」は、AIGCC(アジア)、Ceres(北米)、IIGCC(欧州)、IGCC(オーストラリア・ニュージーランド)、PRI(国連)の機関投資家で構成されています。企業の資産と負債に対し、気候変動が及ぼす財務リスクに対処するために設立されました。2022年3月時点で、参加する世界の投資家数は450以上、運用資産総額は40兆ドル以上にのぼります。
クライメートアクション100+の投資家が、エンゲージメントの対象となる企業を選定します。
2022年3月時点で、対象となる企業は世界で167社、日本では10社あります。対象となった企業は、ガバナンス体制の導入と、バリューチェーン全体で温室効果ガス削減対策へのアクションを取ること、TCFDに沿った情報開示が求められます。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より