炭素生産性(Carbon productivity (GDP/GHG emissions))
炭素生産性(Carbon productivity (GDP/GHG emissions))とは
温室効果ガスの排出量当たりの国内総生産(GDP)のことです。「ドル/t-CO₂」で表します。
Gross domestic product (GDP) per unit of greenhouse gas emissions. It is expressed in the unit of dollars/t-CO₂.
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炭素生産性は、マクロ経済、産業・エネルギー構造、電源構成などの多くの要因に影響を受けるものですが、近年、日本の炭素生産性が低迷していることが指摘されています。
1995年、日本の炭素生産性は4,000ドル/t-CO₂で、先進主要国の中でスイスに次いで次いで2位の世界最高水準でした。しかしそれ以降、日本は横ばいから悪化へと向かいました。
スウェーデンは、2014年時点で1万ドル/t-CO₂を超え、日本の約3倍の生産性となっています。「実効炭素価格が高い国は、炭素生産性が高い傾向にある」という見方がなされており、日本でも、将来的に炭素生産性を上げていくために、カーボンプライシング導入の検討などがされています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より