サーマルリサイクル (Thermal recycling)

サーマルリサイクルとは

In thermal recycling, waste is not just incinerated but the heat energy produced in the process is also recycled.

廃棄物をただ焼却処分するだけでなく、その際に出る熱エネルギーを回収し、再利用してリサイクルする手法です。たとえば、廃プラスチックと古紙類を原料に固形燃料を作り、製紙工場などで石炭代替の燃料として利用します。

近年、ダイオキシンを発生させない方法が生まれ、サーマルリサイクルの活用が広がっています。現在、次の3つの方式が利用されています。

①廃棄物を移動させながら「乾燥、燃焼、後燃焼」の3段階に分けて焼却する「火格子焼却炉」 ②加熱した壺のような機械の中に廃プラスチックを入れて焼却させる「流動床焼却炉」 ③廃プラスチックを加熱してガス化し、その際に発生した熱や炭化物を回収して再利用する「ガス化溶融炉」

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス