水素航空機 (Hydrogen-powered aircraft)

水素航空機とは

In May 2021, the Ministry of Economy, Trade and Industry announced its plan to research and develop next-generation hydrogen-fueled aircraft with the aim of commercializing aircraft with low CO₂ emissions.

2021年5月、経済産業省は、CO₂排出量が少ない航空機の実用化に向けて、「水素を燃料とする次世代航空機の研究開発に関する計画」を公表しました。計画内容は、「液化水素燃料貯蔵タンクやエンジン燃焼器など、水素を燃料にして飛行する「水素航空機」に必要な技術の開発・確立を目指す」というものです。現在、2035年以降に本格投入ができるように進められています。

水素航空機には、−253度に耐えられる小型で軽い液化水素貯蔵タンクが必要になります。専用のエンジンも必要で、これらの開発には多額の費用がかかります。開発には、三菱重工業やIHI、川崎重工業などが参入しており、開発費の一部を経済産業省が補助金として支援しています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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