ソーシャルボンド (Social bond)

ソーシャルボンドとは

衛生・福祉・教育などの社会的課題(ソーシャルプロジェクト)に、企業や国際機関などが取り組む際、資金調達のために発行する債券のことです。

Bonds issued by companies, international organizations, and other entities to raise funds for social projects that address social issues including hygiene, welfare, and education.

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「調達資金のすべてが適格なソーシャルプロジェクト(ポジティブな社会的成果を目指すプロジェクト)に該当する債券のこと」と国際資本市場協会(ICMA)は定義しています。「社会貢献債」とも呼ばれます。

ICMAが策定したソーシャルボンド原則には、ソーシャルボンドについて次の4つの規定があります。

①資金調達の使い道 ②プロジェクトの評価と選定の過程 ③調達資金の管理 ④レポーティング

2020年の世界のソーシャルボンド発行額は約14兆4,000億円で、日本の発行額はグリーンボンド(環境債)を上回りました。ソーシャルボンドは、新型コロナウイルスの感染対策なども対象となっているため、近年注目度が高まっています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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