グリーンリカバリー （Green recovery）

グリーンリカバリーとは

新型コロナウイルス感染拡大からの景気後退の影響を受けて、「環境を重視したグリーンな投資を通して経済を浮上させよう」という考え方です。

This term refers to an approach to economic recovery through green investments that emphasize environmental protection in the aftermath of an economic slump caused by the spread of COVID-19.

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具体的には、気候変動への対応や生物多様性の維持といった課題解決に向けて、再生可能エネルギーや電気自動車（EV）などの分野に重点的に資金を投じ、雇用や業績の拡大で成果を引き出すというものです。EU、アメリカを中心にグリーンリカバリーを意識した景気刺激策が打ち出され、世界的な潮流となっています。

EUはコロナ禍からの経済復興基金として、総額7,500億ユーロ（約90兆円）を拠出するとしています。復興基金の約3分の1は気候変動対策に充てられ、EU次期7ヵ年中期予算を合わせると、過去最大規模の環境投資を行う刺激策となっています。