グリーン成長戦略 (Green Growth Strategy)

グリーン成長戦略とは

2020年12月に、経済と環境の好循環を作っていくために経済産業省が打ち出した産業政策のことです。

An industrial policy launched by the Ministry of Economy, Trade and Industry in December 2020 to create a positive cycle of economic growth and environmental protection.

もっと詳しく

背景には、菅義偉首相(当時)が「2050年までのカーボンニュートラル実現」を宣言したことがあります。具体的には、成長が期待される14の分野・産業に高い目標を掲げ、現状の課題と今後の取り組みを明記しました。予算、税、規制改革、国際連携など、あらゆる政策を盛り込んだ実行計画を策定しています。14の分野は次の通りです。

洋上風力、燃料アンモニア、水素、原子力、自動車・蓄電池、半導体・情報通信、船舶、物流・人流・土木インフラ、食料・農林水産業、航空機、カーボンリサイクル、住宅・建築物/次世代型太陽光、資源循環関連、ライフスタイル関連。

グリーン成長戦略の予算は10年間で2兆円となる予定です。経済効果としては、2030年に年間90兆円、2050年に年間190兆円を見込んでいます。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス