グリーンニューディール (Green New Deal)

グリーンニューディールとは

自然エネルギーや地球温暖化対策に公共投資することで、新たな雇用や経済成長を生み出す経済刺激策のことです。

An economic stimulus package designed to create jobs and drive economic growth through public investment in renewable energy and global warming mitigation measures.

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気候変動と経済不平等の両方に対処することを目的として、2007年にアメリカのジャーナリスト、トーマス・フリードマンによって提唱されました。

グリーンニューディールは、1929年の大恐慌からアメリカ経済を救済した第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトの社会経済政策(ニューディール政策)と、再生可能エネルギーや資源効率などのアイデアを組み合わせた政策です。リーマンショック後に就任したオバマ元大統領にも影響を与えましたが、オバマ政権下ではシェールガス開発の中断などを背景に、グリーンニューディール政策は失敗に終わっています。

ところが、2019年に民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏を中心に決議案が発表されたことで、再び注目されました。2021年1月に発足したバイデン政権は、グリーンニューディールに依存しない形での気候変動対策を提唱・実行しています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
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