環境・CSR投資

エプソン

環境
(33点)
社会
(33点)
ガバナンス
(34点)
合計
(100点)
33 31 29 93

エプソンを選んだ理由

幅広く事業を展開している企業は端々にまで目が届いているのでしょうか。またインクカートリッジリサイクルという部分での環境問題取り組みしか想像できないですが実際には環境問題にどう取り組んでいるのでしょうか。技術や製品を研究開発することに力を入れている企業が社内で指導する事柄はどのようなものがあるのか。それらを知るため今回セイコーエプソン株式会社を調査していきます。

エプソンのCSR

エプソンの経営理念は根底に流れる「信頼経営」の思想に基づき、企業行動原則に則ってCSR活動を推進すること。それによって社会課題解決に貢献し、世の中に「なくてはならない会社」となることです。本業であるものづくりを通じ価値創造によりCSR面でもエプソンらしい独創性を発揮して活動しています。2017年より環境活動や人権尊重、人材育成、ガバナンスなど幅広く含んだCSR重要テーマを策定して活動を強化しています。

重要テーマの特定

社会の動向(ISO26000、SDGs、RBA行動規範等)を元にエプソンを取り巻く社会課題(組織統治、人権、環境、消費者課題等)を整理し、社会課題の中身を細かく分解したものを経営理念と企業行動原則の観点から「エプソンから見た重要なもの」と社会課題の観点から「社会から見た重要なもの」として優先度を明確にし、重要テーマを特定した効果的な取り組みを行っています。長野県SDGs推進企業への登録や社内啓発活動を行うことで企業の方針確定とその周知を確実に行っています。

エプソンのCSR活動の感想と評価

経営理念の根底から社会貢献への思想が存在し、優先度を明確にした行動計画でそれを可能にしています。また社外取締役の選任に明確な条件が存在し条件の公開(社外取締役の独立性判断基準)、各役員の選任理由も公開していますので評価への信頼も十分です。また各役員それぞれに特に期待する分野が存在し、経営体制も明確に表されています。

内部統制のため通報制度や窓口もあり、不当な扱いを被ることも少ない働きやすい環境だと思います。社内環境に限らず自然環境にも従事しており、社員は環境教育を一般教育、専門教育、啓発の項目で受けます。資金的援助に留まらず社員によるボランティア参加も推進しています。青少年教育、育成活動や文化芸術活動の支援、地域活動の参加などによる社会貢献も行っており、地域社会に根ざした世界に「なくてはならない会社」として経営理念を遂行できています。またエプソンの本業である画像や映像をベースとする技術、ノウハウを社会に還元しており、社会と共生した企業であると言えます。

出典元

https://www.epson.jp/SR