シリーズ 21世紀のエネルギー 14 大容量キャパシタ - 電気を無駄なくためて賢く使う –
発売日:2019年1月7日
出版社:コロナ社

これからのスマートエネルギー社会を支える大容量キャパシタの仕組みや特徴、現在の使用例から今後の使われ方までわかりやすく解説。
著者情報
編著:東京農工大学 教授 直井勝彦氏、東京大学 教授 堀洋一 氏共著:青木エナジー・コンサルティング 青木良康氏、元富士電機株式会社 木下繁則 氏、東京農工大学・次世代キャパシタ研究センター副代表 佐久間一浩 氏、上智大学 客員研究員 佐々木正和 氏、群馬大学 教授 白石壮志 氏、日本ケミコン株式会社 矢島弘行 氏
解説/内容
急速な充放電が可能で、繰り返しの充放電にも強いという特徴を持つ大容量キャパシタ。これからのスマートエネルギー社会を支える、この大容量キャパシタの仕組みや特徴、現在の使用例から今後の使われ方までをわかりやすく解説した。
本書のコンセプトと構成/目次等
- 1. 蓄電デバイスから見た現代社会 従来の蓄電デバイスの問題点:求められる大きな改善テーマ/大容量キャパシタとは
- 2. キャパシタの仕組み 電気エネルギーとは/電気エネルギーをためる仕組み/キャパシタが電気をためる仕組み/電池との比較/環境にやさしいキャパシタ
- 3. キャパシタの上手な使い方 キャパシタの魅力/エネルギー量の計算/充電の仕方,放電の仕方/エネルギー残量と電圧変化/キャパシタの劣化と寿命/冷却による効果/直列接続と並列接続/バランス回路/アプリケーション/使用上の注意/使うほどわかるキャパシタの魅力
- 4. 自動車を走らせるキャパシタ これからの自動車はエンジン駆動から電気駆動に変わる/マイクロ/マイルドハイブリッドなど電動補機・電装システムの電源として/ハイブリッド自動車の蓄電源として/EV/PHVの電源として/電動補機ならびに電子電装機器の電源として/蓄電源から見た自動車の電動化,キャパシタの可能性
- 5. 広がるキャパシタの用途 従来の使い方/機器の省エネ用途/電力の安定化用 ― 瞬間電圧低下補償システム ―/再生可能エネルギーの蓄電源として ― 風力発電・太陽光発電など ―/その他の用途/ユビキタスとなるキャパシタ
- 6. キャパシタの進化 リチウムイオンキャパシタ/ナノハイブリッドキャパシタ/第三世代キャパシタの展開/キャパシタの進化によるエネルギー事情の改善
- 7. キャパシタが支える21世紀の社会 ガソリンと電気/モータ/キャパシタ/ワイヤレス/100年ごとのパラダイムシフト/キャパシタは「エネルギーと知恵の缶詰」