二酸化炭素有効利用技術~DACから物質合成、産業利用まで~
発売日:2022年5月25日
出版社:エヌ・ティー・エス

地球温暖化の原因となる温室効果ガス、二酸化炭素の排出に対する規制が厳しくなる中、回収した二酸化炭素を有効利用するための研究が進められている。 本書では、二酸化炭素の有効利用に関する国内の研究動向について、今後の展望も交えて網羅・紹介する。一酸化炭素の生成、メタン合成、触媒や有機・ 無機材料の開発、二酸化炭素の直接利用を解説するとともに、燃料開発の最新動向について、また二酸化炭素のライフサイクルアセスメントについても紹介する。
著者情報
東京理科大学 工学部工業化学科 教授杉本裕氏
解説
・二酸化炭素回収のためのDAC、活用のための触媒開発について解説!
・二酸化炭素を有効な資源や材料にするための最新技術を詳解!
・藻類を利用した燃料開発やe-fuelなど注目技術も紹介
・二酸化炭素の排出量を算定するライフサイクルアセスメントも紹介!
本書のコンセプトと構成/目次等
- 序論 二酸化炭素における有効利用技術の概要と展望
- 第1編 ダイレクトエアキャプチャー(DAC) 第2章 IHIにおけるDAC装置開発
- 第2編 二酸化炭素からの物質合成 第1章 二酸化炭素を活用するための触媒開発
- 第3編 二酸化炭素の産業への有効利用 第1章 二酸化炭素の貯留・産業利用と環境省の取り組み
第3章 DACおよび回収二酸化炭素の有効利用による炭素循環社会モデルの構築
第2章 ギ酸の生成
第3章 一酸化炭素の生成
第4章 メタンの合成
第5章 有機材料の開発
第6章 無機材料の開発
第2章 二酸化炭素の直接利用
第3章 藻類と燃料技術
第4章 燃料開発
第5章 二酸化炭素のライフサイクルアセスメント計算