プレスリリース|PRESS
企業動向・提携旭化成と独CAC、Bondaltiのポルトガル工場においてイオン交換膜法食塩電解プロセスの商業運転を開始

Bondalti社のポルトガル工場において旭化成とCAC社によるイオン交換膜法食塩電解プロセスが商業運転開始
電力削減と資源活用を追求する次世代食塩電解技術で、より低環境負荷な社会へ
旭化成株式会社(本社 : 東京都千代田区、社長 : 工藤 幸四郎、以下「旭化成」)は、世界30カ国・160工場以上で採用されているイオン交換膜法食塩電解プロセス(※1)(以下「本プロセス」)のサプライヤーとして、本プロセスのエンジニアリングをリードするCAC Engineering GmbH(本社 : ドイツ・ザクセン、CEO : Jorg Engelmann(◇1)、以下「CAC」)と協業し、ポルトガルの大手化学企業であるBondalti Chemicals,S.A.(ボンダルティ、本社 : ポルトガル・リスボン、President : Joao de Mello(◇2)、以下「Bondalti」)のポルトガル・Estarreja工場において、本プロセスの商業運転を開始したことをお知らせします。
◇1 CAC Engineering GmbH CEOの正式表記は添付の関連資料を参照
◇2 Bondalti Chemicals,S.A. Presidentの正式表記は添付の関連資料を参照
旭化成、CAC、Bondaltiの3社は、本プロセスを構成するEstarreja工場に設置した9槽の電解槽のうち1槽を「実証実験槽」として活用し、通常運転と並行して実証試験を実施します。旭化成のワンストップソリューション、CACの高度なエンジニアリング技術、そしてBondaltiの熟練した運転技術を融合させることで、電力消費量のさらなる削減と資源の有効活用を図り、環境負荷の低減を目指した次世代の食塩電解技術の確立に取り組んでまいります。
本取り組みは、ポルトガル政府の「Recovery and Resilience Plan(※2)」の支援を受けており、Bondaltiが掲げる脱炭素目標の達成を後押しします。
*参考画像は掲載の関連資料を参照
現在、EUにて適用が開始された「CBAM(国境炭素税)」などの脱炭素規制強化や「CSRD(企業サステナビリティ報告指令)」による情報開示強化に合わせ、欧州のクロールアルカリ産業(※3)でも、製品の製造過程での電力使用量や資源効率まで含めた環境負荷が評価されています。さらに電力価格の高騰も重なり、電力消費の削減と資源の有効活用がこれまで以上に重要な課題となっています。
こうした状況を踏まえ、3社は、実証実験槽の運用を通じたプラントの最適化に取り組みます。旭化成は50年にわたる事業実績からの経験に加え、2020年に買収したRecherche 2000 Inc.(※4)が提供する運転監視システムやソフトウェア解析サービス、さらには新形状電極の開発技術までを組み合わせた包括的なソリューションを提供し、CACおよびBondaltiと連携して、欧州のエネルギー戦略に適応した運転条件の調整など、従来では難しいとされてきた新たな運転手法にも挑戦してまいります。
また、旭化成が主導する金属リサイクルのエコシステム構築に向けた取り組み(※5)の一環として、今回の実証試験で使用した食塩電解セルと電極の金属リサイクルを実施する予定です。
3社は、この取り組みを通じて、食塩電解プロセスのさらなる省電力化と資源循環を実現し、持続可能な化学産業の未来に貢献してまいります。
《本プレスリリースの詳細は、以下のURLをご確認ください。》
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2025/ze250902_3.html
| 会社名 | 旭化成株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー(東京ミッドタウン日比谷) |
| 会社URL | https://www.asahi-kasei.com/jp/ |
















