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積水ハウス、自宅で水素を製造・貯蔵・使用できる電力自給自足住宅の実証実験を開始

積水ハウス、自宅で水素を製造・貯蔵・使用できる電力自給自足住宅の実証実験を開始の概要写真
(発表日:2023年7月14日)

ゼロカーボンを実現する住宅メーカー初の水素住宅

自宅で水素を製造・貯蔵・使用できる電力自給自足住宅の実証実験を開始

積水ハウス株式会社は、太陽光発電による再生可能エネルギーの電力を用い、自宅で水素をつくり、住宅内の電力を自給自足する住宅メーカー初(*1)の水素住宅の2025年夏の実用化を目指し、2023年6月から当社総合住宅研究所で実証実験を開始しました。

地球温暖化やエネルギー需給構造の変動から、脱炭素とエネルギー安定供給を両立する未来を担う新たなエネルギーである水素の利活用が進んでいます。しかし、国内外のインフラ・サプライチェーンの整備・構築などに鑑みると、各住戸に水素が届くのは2050年以降であると言われています。そこで当社は持続可能な社会の実現のため「水素が手元に届く時代の到来を待つのではなく、自ら水素を作り活用し、脱炭素化を推進すべき」との考えのもと、本実証実験を実施し、家庭での使用環境を見据えた安定・自立運転の検証、商品化に向けた課題整理を行います。

■水素住宅のシステム構成概要

(1)日中は自宅の屋根の太陽光発電パネルでエネルギーをつくり消費

(2)太陽光発電の余剰電力で水を電気分解して水素をつくり、水素を水素吸蔵合金(*2)のタンクで貯蔵

(3)雨の日などの日射不足時や夜間は貯蔵した水素を利用して燃料電池で発電

※参考画像は添付の関連資料を参照

この水素住宅の開発は、太陽光発電(再生可能エネルギー)の電力による水素の製造も、その水素を用いた燃料電池による発電もCO2 が一切発生しない、日常生活におけるゼロカーボン化と電気の自給自足の実現を目指します。

当社は戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(*3))比率(*4)が2022年度に93%、賃貸住宅「シャーメゾン」の住戸ZEH比率(*5)65%、分譲マンションの住戸ZEH比率(*6)88.8%となるなど、環境性能向上に業界に先んじて取り組んでまいりました。現在のZEHの仕組みに新たに水素の利活用を組み込むことで、環境性能や利便性、レジリエンス性等を向上させることが期待できます。積水ハウスは "「わが家」を世界一幸せな場所にする"というグローバルビジョンのもと、ESG経営のリーディングカンパニーを目指し、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像(1)

https://release.nikkei.co.jp/attach/659210/01_202307141336.jpg

参考画像(2)

https://release.nikkei.co.jp/attach/659210/02_202307141336.jpg

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/659210/03_202307141336.pdf
会社名 積水ハウス株式会社
所在地 〒531-0076
大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
電話番号
メールアドレス
会社URL https://www.sekisuihouse.co.jp/